エジプト・アラブ共和国
日・エジプト首脳会談
令和7年8月22日

8月22日、午前9時15分から約15分間、石破茂内閣総理大臣は、横浜において、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に出席するため訪日中のムスタファ・マドブーリー・エジプト・アラブ共和国首相(H. E. Dr. Mostafa Madbouly, Prime Minister of the Arab Republic of Egypt)との間で日・エジプト首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、石破総理大臣から、日本とエジプトの文化協力の賜である大エジプト博物館の正式開館を歓迎し、引き続き運営や保存修復で協力していく旨述べました。また、ガザの深刻な人道状況に対する懸念を表明し、エジプトの停戦仲介努力への支持を伝達しました。
- 石破総理大臣から、TICAD 9の機会に両国の政府・企業間で多くの覚書が署名されることを歓迎しました。また、石破総理大臣から、8月19日に開催された投資会議での日本企業の関心の高さを踏まえ、投資・ビジネス進出を両政府主導で支援する枠組みの構築を提案しました。さらに、石破総理大臣から、エジプト日本科学技術大学と日本、アフリカの大学間の共同研究を推進する、同大学を地域のハブとして発展させたい旨述べました。これに対しマドブーリー首相は、これまでの日本の支援に謝意を示すとともに、日本企業の更なるエジプト進出への期待を示し、ビジネス・投資環境の改善に向けて協力すると表明しました。
- 両者は、文化、教育、経済、経済協力等様々な分野で引き続き緊密に協力していくことで一致しました。