エジプト・アラブ共和国
日・エジプト外相電話会談
令和5年10月12日
現地時間10月12日午後6時15分(日本時間同日午後8時15分)から約20分間、タイを訪問中の上川陽子外務大臣は、パレスチナ・イスラエルを巡る情勢について、サーメハ・シュクリ・エジプト外務大臣(H.E. Mr. Sameh Shoukry, Minister of Foreign Affairs of the Arab Republic of Egypt)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 上川大臣から、(1)パレスチナ・ガザ情勢を深刻な懸念を持って注視している、 (2)今般のハマス等のパレスチナ武装勢力によるテロ攻撃について、特に罪のない一般市民に対する攻撃や誘拐はどのような理由であれ正当化しえず、これを断固として非難する、(3)極めて多くの罪のない一般市民が犠牲となっていることに大変心を痛めており、また人質となっている人々が一刻も早く解放されることが重要である旨強調しました。
- また、上川大臣から、本件に関するエジプトの外交努力を評価するとともに、日本としても、事態の沈静化に向けて様々な関係者と意思疎通しているところであり、エジプトとともに引き続き連携して取り組んでいきたい旨述べました。さらに、上川大臣からは、ガザ地区からエジプト側へ退避を希望する邦人がいる場合には、必要な支援を是非お願いしたいと述べました。
- シュクリ外相からは、現地の情勢についての深刻な懸念を共有する旨発言があった上で、本件事案を受けたエジプトの外交努力について説明がありました。また、邦人の退避に必要な支援を提供する用意がある旨の発言がありました。
- 両大臣は、両国が引き続き連携して事態の沈静化に取り組んでいくことを確認しました。