エジプト・アラブ共和国

薗浦外務大臣政務官のエジプト訪問

平成27年3月18日

平成27年3月14日から15日まで,薗浦健太郎外務大臣政務官は,エジプトを訪問し,エジプト経済開発会合に出席するとともに,二国間関係や地域情勢について,ファハミ外相,アルアハワーニー国際協力大臣,ファハミ投資・フリーゾーン庁長官の3名と会談を行いました。概要は以下の通りです。

1 エジプト経済開発会合出席

3月13日から15日にかけてエジプトのシャルム・エル・シェイクにてエジプト経済開発会合が開催され,我が国からの代表として薗浦健太郎外務大臣政務官が出席しました。3月14日に薗浦政務官はスピーチを行い,先の邦人人質殺害事件後も日本はエジプトを含む中東地域の安定に向けて積極的に協力を継続する旨,また,中東の安定の要であるエジプトの経済発展のため日本は官民による取組及び支援・貢献を強化する旨を確認しました。また,エルシーシ大統領就任以降の半年間で,日本はエジプトの発展を下支えする水,運輸,電力の分野に約500億円の新規円借款を供与する方針を表明しており,今回,カイロ大学小児病院への約15億円の新たな無償資金協力を閣議決定したことを表明しました。

2 エジプト政府関係者との会談

(1)シュクリ外相との会談


14日夕,薗浦政務官は,サーメハ・シュクリ外務大臣と会談を行いました。薗浦政務官は,エジプトの安定は中東の安定に直結するとの認識の下,日本はインフラ等様々な分野においてエジプトとの協力を活発化させたい,日本はテロに屈することなく,非軍事的な分野で中東への関与を強める方針である旨を伝えました。また,エルシーシ大統領の訪日の準備を加速化させたく,エジプト側の協力を要請しました。
シュクリ外相は,両国間の長きにわたる生産的な関係を更に強化したい,日本からの経済面・文化面での支援はエジプトへの連帯を示すものである,エジプトには経済開発の大きな可能性があり,日本にはこの機会を掴んでほしい旨述べました。また,エルシーシ大統領は訪日を楽しみにしており,その際には,地域問題や多国間の課題についても協議ができることを期待している旨述べました。

(2)アルアハワーニー国際協力大臣との会談


14日夕,薗浦政務官は,ナグラー・アルアハワーニー国際協力大臣と会談を行いました。薗浦政務官は,日本はカイロ小児病院の外来病棟を増設するため15億円の新規無償資金協力を閣議決定したことに触れつつ,今後も交通インフラや電力・エネルギー分野において,環境にも優れた最先端の技術で,エジプトの経済発展に官民を挙げて積極的に貢献していきたい旨述べました。これに対し,アルアハワーニー大臣から,日本にはJICAによる支援をはじめ,大博物館建設(GEM),エジプト日本科学技術大学(E-JUST)等に支援をいただいていることに感謝する,今後の経済協力の計画についても協議していきたい旨述べました。

(3)ファハミ投資・フリーゾーン庁長官との会談


14日夕,薗浦政務官は,ハッサン・ファハミ投資・フリーゾーン庁長官と会談を行いました。薗浦政務官は,本年1月の安倍総理のエジプト訪問の際に開催された日本・エジプト経済合同委員会が成功裏に開催されたが,今後はその成果のフォローアップに努めていきたい,貴長官には引き続き,日本企業が直面する問題の解決にご助力をいただきたい旨述べた。これに対し,ファハミ長官は,日本からの投資の増加のため,日本企業が直面している問題の解決を含めできる限りの支援を行っていく旨述べました。
 
また,薗浦政務官は,会合に参加している日本企業の代表とも対エジプト投資促進について意見交換しました。
 

3 円借款プロジェクト署名式への立ち会い

14日夕,薗浦政務官は,アルアハワーニー国際協力大臣との会談の後に,約59億円の円借款プロジェクトである新ダイルート堰群建設計画に関する交換公文及び貸付契約の署名式に立ち会いました。

4 経済協力案件の視察

14日午前,薗浦政務官は,カイロにおいて,日本の支援により建設されたカイロ大学小児病院,日本企業が車輌を提供しているカイロ地下鉄を視察しました。

このページのトップへ戻る
エジプト・アラブ共和国へ戻る