G7/G8
ベネズエラに関するG7首脳声明
平成30年5月23日
日本時間5月23日,標記文書を発出しました。
(声明仮訳)
我々,カナダ,フランス,ドイツ,イタリア,日本,英国,米国及び欧州連合の首脳は,ベネズエラにおける2018年5月20日の大統領選挙に至る選挙プロセスを一致団結して拒絶する。
今次選挙及びその結果は,国際的に認められた基準を満たしておらず,また,包摂的,公正かつ民主的なプロセスの基本的な保証も確保されていないことにより,正統性及び信頼性を欠いている。そのため,我々は,ベネズエラの大統領選挙及びその結果について,ベネズエラの人々の民主的な意思を代表するものではないものとして非難する。ベネズエラ政府は,緊急に必要であった政治的な修正の機会を逃した。
ニコラス・マドゥーロ政権が権威主義的な統制を強める中,ベネズエラの人々は人権侵害や深刻な欠乏に苦しみ続けており,それは,地域全体の国々に影響を与えている避難の増加をもたらしている。
我々は,ベネズエラの人々と連帯し,マドゥーロ政権に対し,ベネズエラにおける立憲民主主義の回復,人々の民主的な意思を真に反映することのできる自由で公正な選挙の設定,全ての政治犯の即時釈放,議会の権限の回復,そして人道支援の関係者に完全で,安全かつ制限のないアクセスを与えることを求める。
我々は,ベネズエラにおける危機に関し平和的で交渉による及び民主的な解決を支援すること,並びにベネズエラの人々を人道支援を通じて支援することに引き続きコミットしている。