ペルー共和国

令和5年5月3日
正面を向き、笑顔で握手を交わす、林大臣とボルアルテ大統領の様子
着席し、意見交換を行う、林大臣とボルアルテ大統領の様子

 現地時間5月3日午前11時35分(日本時間4日午前1時35分)から約30分間、ペルーを訪問中の林芳正外務大臣は、ボルアルテ・ペルー共和国大統領(H.E. Ms. Dina Boluarte,President of the Republic of Peru)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、本年に日本との外交関係樹立150周年を迎え、伝統的な友好関係と価値や原則を共有する「戦略的パートナー」であるペルーと、政治、経済、開発協力、文化等多くの分野で関係が進展しており喜ばしい旨述べました。これに対し、ボルアルテ大統領から、林大臣のペルー訪問を歓迎するとともに、この150周年の機会に両国関係を一層強化したい旨述べました。
  2. 林大臣から、約10万人の日系社会及び約5万人の在日ペルー人が両国の強い絆となっており、大事にしたい旨述べました。これに対し、ボルアルテ大統領から、日系人の存在はペルーにとり重要であり、二国間関係の強化に寄与してきた旨述べました。
  3. また、林大臣から、日本は本年のG7議長国として、国際社会の幅広い声を聞き、それをG7広島サミット等での議論に繋げていくことを重視している旨述べました。これに対し、ボルアルテ大統領から、国際社会における日本のリーダーシップに期待し、ペルーとしても協力していきたい旨述べました。
  4. 林大臣から、外相会談にてウクライナ情勢や東アジア情勢を含む国際場裡における協力についても意見交換を行った旨触れつつ、両者は、国際社会における諸課題への対処において協力を強化していくことを確認するとともに、ボルアルテ大統領から「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」についても理解を得ました。

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