中南米

平成28年11月21日
平成28年11月18日~11月21日まで,安倍昭恵総理大臣夫人は,APEC首脳会議開催国であるペルーと,アルゼンチンを訪問しました。本訪問中,両国大統領夫人との懇談をはじめ,様々な交流活動を行いました。

1 クチンスキー・ペルー大統領夫人との懇談

11月18日,安倍総理夫人は,大統領府官邸において,ナンシー・ランジ・クチンスキー・ペルー大統領夫人と懇談しました。安倍総理夫人よりAPEC配偶者プログラムに天野織物博物館が盛り込まれたことへの謝意を伝えた後,ナンシー夫人より日系ペルー人による日ペルー関係強化への貢献,ナンシー夫人の日本滞在の思い出や日本文化・料理への愛着など,和やかな意見交換が行われました。

2 元国費留学生との昼食

11月19日,安倍総理夫人は,ペルー在住の元文部科学省国費留学生協会の幹部5人と懇談しました。参加した元国費留学生から,日本に関心を持ったきかっけや日本留学時代の思い出,元国費留学生協会の活動について紹介があるとともに,日本での留学経験を最大限に役立てながら,幅広い分野でいかにペルーの発展のために尽くしてきているか等について,意見交換を行いました。

3 NGO「シンフォニア・ポール・エル・ペルー」に所属する子供たちとの交流

11月19日,安倍総理夫人は,日本が支援する交響楽団に所属する子供たちと交流しました。冒頭,大勢の子供たちから歓迎のコーラスによる温かい出迎えを受けた後,教室において,日本やペルーについてのやりとりを挟みながら,交流を行いました。
続いて,ホールにて,同交響楽団の子供たちによる,ラテンアメリカを象徴するダイナミックで快活な演奏や合唱を鑑賞しました。安倍総理夫人からは,彼らの演奏・合唱から,苦しい環境におかれながらも,音楽が国境を越え平和をつくるチカラがあることを改めて感じた,音楽との出会いを大切に,日ペルー関係やより良い人生と社会のために,これからも楽しみながら研鑽を続けてほしい旨述べました。

4 APEC首脳会議の配偶者プログラムへの参加

11月20日,安倍総理夫人は,ペルー大統領夫人主催によるAPEC首脳会議の配偶者プログラムに参加し、同じく参加したエコノミーの首脳配偶者等(インドネシア,マレーシア,ニュージーランド,パプアニューギニア,シンガポール,台湾,ベトナム)と交流しました。主なプログラムは以下のとおりです。
  1. 故・天野芳太郎氏が収集した織物等が展示された天野織物博物館の視察
  2. クチンスキー大統領夫妻が楽器を寄贈して設立された,貧困地区の子供オーケストラによるコンサート 
  3. リマ市中心部にピラミッドがあるワカ・ワヤマルカ遺跡の視察

5 カヤオの若手芸術家との交流

11月20日,安倍総理夫人は,リマに隣接するカヤオ市の若手芸術家と懇談しました。若者の犯罪防止,街の治安改善等のためのプロジェクトの一環として,若者の芸術活動支援に関する取組について説明を受けつつ,広場や通り沿いの画廊の作品を鑑賞しました。

6 アワダ・アルゼンチン大統領夫人との懇談

11月21日,安倍総理夫人は,アルゼンチン・ブエノスアイレス市内にある日本庭園において,フリアナ・アワダ・アルゼンチン大統領夫人と懇談を行いました。懇談は,日アルゼンチン間の交流の大切さ,有機農業や家庭菜園に関する両夫人の取組やアワダ夫人の田植えへの関心等,終始和やかな雰囲気の中で幅広い分野について行われました。

7 聖心学院訪問

11月21日,安倍総理夫人は,母校である聖心女子学院と同じ会派に属するアルゼンチン聖心学院を訪問しました。生徒からアルゼンチンタンゴの演奏とともに出迎えを受けた後,生徒約140名に対してスピーチを行い,文化や芸術がいかに穏やかで平和な世界を作っていくか等を重視している旨述べ,それぞれの役割・使命を感じ,「縁」を大切にしながら,自分に何ができるか考えて行動に移してほしい旨語りかけました。

中南米へ戻る