中南米
中南米日系社会との連携に関する有識者懇談会第3回会合(結果)
平成29年4月17日


12日,岸田大臣の下に設置された「中南米日系社会の連携に関する有識者懇談会」の第3回会合が開催されました。「中南米日系社会の活動の裾野の拡がり」を踏まえた連携のあり方について議論が行われ,外務省からは薗浦健太郎外務副大臣が出席しました。
- 冒頭,薗浦外務副大臣より,日系社会が行う行事等に日本が積極的に参加することで,日系社会の期待に応えるとともに,日本の魅力を紹介するといった,双方にとってメリットのある連携のあり方について活発な議論を期待する旨述べました。また,日系社会が国を越えて新しいネットワークを拡げている点やサンパウロにジャパンハウスが開館することを併せ紹介しました。
- 報告者として,安藤国際交流基金理事長より,中南米地域で日本語学習者が急増し日本文化への関心が増大している状況を踏まえ,日本語教育の拡充及び(1)双方向の交流,(2)人的交流の拡大,(3)放送コンテンツの紹介及び,(4)サンパウロのジャパンハウスの活用の重要性を指摘しました。続いて,アルベルト松本イデア・ネットワーク代表より,若手日系人は日系社会の活動に関心が薄いとも言われるが,多くはきっかけがあれば,目的の明確な活動に参画する。また,日系社会の活動に非日系人が積極的に参加する例が増えている旨説明がありました。これらを踏まえて,各有識者による活発な意見交換が行われました。
(参考)中南米日系社会の連携に関する有識者懇談会