寄稿・インタビュー
茂木外務大臣によるエル・ウニベルソ紙(エクアドル)及びプリミシアス紙(エクアドル)への寄稿(令和8年8月5日付)
1 エル・ウニベルソ紙(8月5日付)「日本はエクアドルとの関係を強化する」
この度、太平洋を挟む隣国であるエクアドルを再訪でき、大変嬉しく思う。今回の私の訪問を、日エクアドル関係の更なる発展に向けた契機につなげていきたい。
日本とエクアドルは、1918年の国交樹立以降の、長い友好の歴史を有する。両国の緊密な関係の重要な礎は、経済貿易関係である。日本企業はエクアドルにおいて、自動車産業やエビ養殖、バナナ栽培等、様々な分野で活発に事業を展開し、雇用創出等、エクアドル経済に大きく貢献している。また、エクアドルの皆さんにとって日本車が日常生活に欠かせないように、日本人にとって、エクアドル産の高品質なバナナやカカオへの親しみは深いものである。
一方で、我々は、今、不確実性と変革の時代に生きている。「自由」や「法の支配」といった、国際社会がこれまで依拠してきた価値や原則に基づく国際秩序は揺らぎを見せている。このような時代だからこそ、日本にとって、価値や原則を共有するパートナーであるエクアドルとの関係は、これまでになく重要になっている。
日本は、不確実性と変革の時代を各国と共に生き抜くための提案として、進化した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を発表した。これは、国際社会の各国が、自らの針路を自らの手で決めるために必要な「自律性」と「強靱性」を、「経済」、「社会」、「安全保障」全ての面で身につけていくことが重要であるとの考えに基づいたものである。日本は、エクアドルとの間でも、共に「自律性」と「強靱性」を備えられるよう、具体的な協力を積み重ねていく決意である。
また、環太平洋サプライチェーンの一翼を担う日本とエクアドルにとって、太平洋地域におけるルールに基づく自由で公正な国際経済秩序を共に維持していくことの重要性も、これまでになく高まっている。日本は、エクアドルと共に、透明性、強靱性及び信頼性を備えたサプライチェーンを構築していく考えである。また、石油、金、銅といった重要資源に恵まれるエクアドルとの間で、経済安全保障やエネルギー安全保障における連携を強化し、両国の戦略的な経済関係を更に発展させていきたい。
日本は、エクアドルの真の友であり、信頼できるパートナーであることを強調したい。
法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて、両国が太平洋を越えて緊密に協力し、共に強く豊かになることを目指していきたい。
2 プリミシアス紙(8月5日付)「日本外相の訪問が、エクアドルとの貿易、安全保障、エネルギー分野における協力を後押しする」
この度、太平洋を挟む隣国であるエクアドルを再訪でき、大変嬉しく思う。今回の私の訪問を、日エクアドル関係の更なる発展に向けた契機につなげていきたい。
日本とエクアドルは、1918年の国交樹立以降の、長い友好の歴史を有する。両国の緊密な関係の重要な礎は、経済貿易関係である。日本企業はエクアドルにおいて、自動車産業やエビ養殖、バナナ栽培等、様々な分野で活発に事業を展開し、雇用創出等、エクアドル経済に大きく貢献している。また、エクアドルの皆さんにとって日本車が日常生活に欠かせないように、日本人にとって、エクアドル産の高品質なバナナやカカオへの親しみは深いものである。
一方で、我々は、今、不確実性と変革の時代に生きている。「自由」や「法の支配」といった、国際社会がこれまで依拠してきた価値や原則に基づく国際秩序は揺らぎを見せている。このような時代だからこそ、日本にとって、価値や原則を共有するパートナーであるエクアドルとの関係は、これまでになく重要になっている。
日本は、不確実性と変革の時代を各国と共に生き抜くための提案として、進化した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を発表した。これは、国際社会の各国が、自らの針路を自らの手で決めるために必要な「自律性」と「強靱性」を、「経済」、「社会」、「安全保障」全ての面で身につけていくことが重要であるとの考えに基づいたものである。日本は、エクアドルとの間でも、共に「自律性」と「強靱性」を備えられるよう、具体的な協力を積み重ねていく決意である。
また、環太平洋サプライチェーンの一翼を担う日本とエクアドルにとって、太平洋地域におけるルールに基づく自由で公正な国際経済秩序を共に維持していくことの重要性も、これまでになく高まっている。日本は、エクアドルと共に、透明性、強靱性及び信頼性を備えたサプライチェーンを構築していく考えである。また、石油、金、銅といった重要資源に恵まれるエクアドルとの間で、経済安全保障やエネルギー安全保障における連携を強化し、両国の戦略的な経済関係を更に発展させていきたい。
エクアドルが近年直面している治安問題は、地域の安定にもつながる重要な課題であると考えている。日本はこれまでも国際機関と連携しながら、中南米地域における治安分野の取組を支援してきた。エクアドルの皆さんが安心して暮らせる社会の実現に向け、今後も、日本は協力を惜しまない。
日本は、エクアドルの真の友であり、信頼できるパートナーであることを強調したい。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて、両国が太平洋を越えて緊密に協力し、共に強く豊かになることを目指していきたい。
