ブラジル連邦共和国
アルキミン副大統領兼開発・産業・貿易・サービス大臣による岸田総理大臣表敬
令和6年5月4日
（写真提供：内閣広報室）
（写真提供：内閣広報室）
現地時間5月4日午後5時10分 （日本時間5日午前5時10分）から約30分間、ブラジル・サンパウロを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、アルキミン・ブ ラジル連邦共和国副大統領兼開発・産業・貿易・サービス大臣（H.E. Mr. Geraldo ALCKMIN, Vice-President and Minister for Development, Industry, Trade and Services of the Federative Republic of Brazil）による表敬を受けたところ、 概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田総理大臣から、今回の訪問には、46社の日本企業等が同行し、約40件のMOU等が締結された旨述べるとともに、これは、ブラジルに対する期待の強い現れであり、官民一体となり、「戦略的グローバル・パートナーシップ」の下で、両国関係を更に高い次元に持っていきたいと述べました。
- また、岸田総理大臣から、脱炭素を含む環境保護・気候変動対策として、ルーラ大統領とともに「日ブラジル・グリーン・パートナーシップ・イニシアティブ（GPI）」を立ち上げたほか、経済・産業の多角化や新産業創出など、日・ブラジル産業協力を進化させる「日・ブラジル産業共創イニシアティブ」の始動でも一致した旨述べました。その上で、ブラジルが高いポテンシャルを有するバイオ燃料・合成燃料等と、ハイブリッドエンジン等の日本の高性能なモビリティ機器を組み合わせて、カーボンニュートラルを実現するべく、新たな国際枠組みとしてISFM （アイスファム）を立ち上げた旨述べました。さらに、人と人との交流の重要性を強調し、一般短期査証免除がこうした交流を更に後押しすることを期待する旨述べました。
- これに対し、アルキミン副大統領兼開発・産業・貿易・サービス大臣から、これまでの日本企業のブラジル産業発展に貢献していることに謝意表明がありました。また、今回立ち上げられた各イニシアティブの下で、引き続き日・ブラジル間で緊密に連携していきたい旨述べるとともに、官民が一体となり、両国間の経済関係を強化していきたい旨述べ、さらに、日系人の重要性について言及がありました。