パナマ共和国
西村特派大使のパナマ大統領就任式出席(結果)
令和元年7月3日


西村明宏衆議院議員(日本・パナマ友好議員連盟事務局長)は,6月29日から7月3日にかけてパナマを訪問し,ラウレンティーノ・コルティソ・コーエン・パナマ共和国大統領(H. E. Mr. Laurentino CORTIZO COHEN, President of the Republic of Panama)就任式典に我が国特派大使として出席したほか,同大統領やフェレル外相等と会談したところ,概要は以下のとおりです。
- 7月1日,西村特派大使は,首都パナマシティのアナヤンシ劇場で行われたコルティソ大統領就任式に参列しました。就任式には,フェリペ6世スペイン国王,アルバラード・コスタリカ大統領,ビスカラ・ペルー大統領,ドゥケ・コロンビア大統領,メディーナ・ドミニカ(共)大統領,モラレス・ボリビア大統領をはじめ多数の要人が出席しました。
- また,西村特派大使は,その後に行われたコルティソ新大統領への挨拶に際し,大統領就任への祝意を表明しつつ,パナマ・メトロ3号線事業の円滑な実施等を含む二国間関係の強化を述べた安倍総理からの祝意を伝達する親書を手交しました。また,西村特派大使は,コルティソ大統領主催カクテルに出席した際,フェレル外務大臣と立ち話を行い,同大臣から,パナマにとって日本との関係は重要であり,外務省として関係強化のためにできることは何でもやっていきたい旨述べるところがありました。
- さらに,西村特派大使は,就任式前日の6月30日,サボンヘ公共事業大臣と会談し,パナマ・メトロ3号線の早期着工を働きかけたところ,同大臣から,新政権としても早期に進めていきたいと考えており,日本の優れた技術を活用して,物流のハブとしてパナマを発展させていきたい旨の発言がありました。また,同席していた外務次官とも北東アジア情勢について意見交換を行い,同次官はパナマが出来ることについて協力していきたいと述べました。7月2日には,1980年にパナマ大統領として初めて訪日したロヨ運河担当大臣及びキハーノ運河庁長官とそれぞれ会談し,パナマ運河の重要性及び利用者と緊密に意見交換を行う重要性につき一致しました。
- その他,西村特派大使は,ディアス駐日大使から紹介のあったカスティジェロ議員と会談し,パナマにおける日パナマ友好議員連盟の再結成を働きかけたところ,同議員からも賛同の意が表されたほか,パナマにおいて様々な分野で活躍する日系企業関係者との意見交換を行いました。