中南米
衛藤征士郎特派大使のパナマ大統領就任式出席(概要)
平成26年7月4日



衛藤征士郎特派大使(日・パナマ友好議員連盟会長)は,6月29日から7月3日までパナマを訪問し,フアン・カルロス・バレーラ・ロドリゲス大統領(H.E.Mr. Juan Carlos Varela Rodriguez, President of the Republic of Panama)の就任式に我が国の特派大使として出席しました。同訪問の概要は以下のとおりです。
- 6月30日,衛藤特派大使はサイン・マロ新副大統領兼外務大臣と会談しました。衛藤特派大使より,日・パナマ外交関係樹立110周年及びパナマ運河開通100周年という記念すべき年にパナマを訪問でき光栄であると述べた上で,今後も海洋国家として両国の協力を深めていきたい旨述べました。また,サイン・マロ新副大統領兼外務大臣からは,パナマ運河拡張工事や「パナマ首都圏都市交通3号線整備計画」に関する言及があり,これに対し衛藤特派大使より,パナマ運河通航料金も含め,新政権とも引き続き意見交換を行っていきたいと述べました。その他,双方は国際場裏における協力や地域機構を通じた協力強化,スポーツ交流の促進等につき意見交換を行いました。
- 同30日,衛藤特派大使はロイ運河担当大臣兼メトロ庁長官及びキハーノ運河庁長官とそれぞれ会談を行いました。衛藤特派大使より,米国と日本を繋ぐ重要な航路がパナマ運河である旨述べつつ,パナマ運河拡張工事や「パナマ首都圏都市交通3号線整備計画」について意見交換を行いました。他方,先方からは,近年日・パナマ関係が促進されており,引き続き日本との海事分野の協力を進めていきたいとの発言がありました。
- 7月1日,衛藤特派大使はパナマ大統領就任式に参列しました。同式典には,スペインのラホイ首相やケリー米国務長官の他,グアテマラ,エルサルバドル,コスタリカ等の近隣諸国から大統領等の要人が出席しました。その後,衛藤特派大使はバレーラ新大統領に対し総理親書を手渡すとともに,日本政府として今後も引き続きバレーラ新政権と関係強化をしていきたいとのメッセージを伝達しました。バレーラ大統領は就任式参加のための来訪に感謝を述べるとともに,日本とパナマは共通のプロジェクトを抱えており,ともにこれを進めていきたい等の話がありました。
- この他,7月2日に衛藤特派大使はパナマ運河や日本人学校の視察を行った他,日本人企業関係者等と現地情勢等につき意見交換を行いました。