メキシコ合衆国
生稲外務大臣政務官のメキシコ合衆国訪問(結果)
10月28日から10月31日まで、生稲晃子外務大臣政務官は、第15回ビジネス環境整備委員会の日本側議長を務めるために、メキシコ合衆国を訪問しました。概要は以下のとおりです。
1 第15回ビジネス環境整備委員会
29日、生稲政務官は、日・メキシコ経済連携協定(EPA)に基づき設置された第15回ビジネス環境整備委員会に出席し、グティエレス経済省通商担当次官(Dr. Luis Rosendo Gutiérrez Romano, Undersecretary for Foreign Trade, Secretariat of Economy of the United Mexican States)と共に共同議長を務めました。
本会合には、日本側から、関係省庁・機関、メキシコ日本商工会議所の関係者等が出席し、メキシコ側からも関係省庁・機関及び企業関係者等が出席した上で、両国の関心事項である、治安、観光、衛生・植物検疫措置、基準認証、税務・通関、社会インフラ、労務・社会保障制度、炭化水素分野における協力等、企業が抱えるビジネス環境に係る課題や問題意識について議論・意見交換を行いました。
生稲政務官からは、厳しく複雑な国際情勢に直面する今、二国間関係を新たな高みに引き上げるとともに、国際場裏における連携を更に強化することの重要性は一層増している旨述べました。また、生稲政務官は、日本とメキシコの関係の中心である経済関係の更なる強化のために、メキシコのビジネス環境の改善に向けた経済省による引き続きの協力を要請しました。
グティエレス次官からは、変転が見られる国際情勢の下で日墨経済関係の一層の強化は重要であり、日本からの更なる投資の拡大及び日本とメキシコのバリューチェーンの強化に向けて連携していきたい旨の発言がありました。
また、出席した関係省庁、企業関係者からも各議題について、積極的なやりとりがありました。
2 グティエレス経済省通商担当次官との会談
29日、生稲政務官は、上記第15回ビジネス環境整備委員会の機会を捉え、グティエレス経済省通商担当次官(Dr. Luis Rosendo Gutiérrez Romano, Undersecretary for Foreign Trade, Secretariat of Economy of the United Mexican States)と会談し、二国間関係、特に二国間経済関係等について意見交換を行いました。
生稲政務官は、緊密化している二国間関係を更なる高みに引き上げるために、ハイレベル対話を含む日本とメキシコの交流を促進したい旨述べるとともに、法的安定性及び予見可能性の向上を通じたメキシコのビジネス環境の改善は二国間の経済関係の維持・発展にとって極めて重要である旨述べました。
これに対し、グティエレス次官は、日本とメキシコの経済関係の一層の深化に向けて、メキシコ経済省としても協力したい旨述べました。
また、両者は、経済安全保障や農業・食といった双方の関心分野に加え、サプライチェーン強靱化を含む経済安全保障に関する議論を行う第1回「日メキシコ・ハイレベル経済対話」の会合の開催に向けて調整を進めることを確認しました。
3 日本メキシコ学院視察
30日、生稲政務官は、日本メキシコ学院の視察を行いました。
生稲政務官からは、日本とメキシコの友好関係の象徴的な存在である日本メキシコ学院を訪問でき嬉しく思う旨述べるとともに、来年9月に創立50周年を迎える日本メキシコ学院の関係者に敬意を表明いたしました。
4 日墨協会幹部との懇談
30日、生稲政務官は、現地日系団体である日墨協会を訪問し、あかね記念館の視察、先亡者慰霊碑への献花及び70周年記念展示の視察を行いました。
その後、生稲政務官は、日墨協会幹部等との懇談を実施し、日墨協会創設70周年に祝意を表明するとともに、来年の日本人メキシコ移住130周年や再来年の日メキシコ外交関係樹立140周年等のモメンタムを上手く活用し、日本とメキシコとの友好関係の強化に向けて連携していきたい旨述べるとともに、これまでの日本とメキシコの二国間関係への貢献に謝意を表明しました。
5 バルセナ環境・天然資源大臣との会談
30日、生稲政務官は、バルセナ環境・天然資源大臣(Dr. Alicia BÁRCENA IBARRA, Secretary of Environment and Natural Resources, The United Mexican States)と会談し、環境、エネルギー資源及び鉱物資源をはじめとする様々な分野における二国間関係の強化等について意見交換を実施しました。
生稲政務官は、環境問題は、地球規模で対応されるべきものであるところ、引き続きメキシコと協力していきたいと述べました。また、生稲政務官は、エネルギー分野における様々な協力の継続・強化に向けて連携していきたい旨述べました。
これに対し、バルセナ大臣は、メキシコにおける河川の浄化や水処理、サルガッサムへの対処、エネルギー協力等について、日本との連携を一層強化したい旨述べると共に、COP31をはじめとする国際場裡においても環境問題の解決に向けて連携していきたい旨述べました。
6 その他
28日、生稲政務官は、現地に進出する日系企業関係者との意見交換を実施し、日系企業による日墨経済関係への貢献に謝意を表明するとともに、各社がメキシコにおける事業の推進に向けて克服すべき課題等について意見交換を実施いたしました。
また、29日、生稲政務官は、メキシコにおいて活躍する邦人及び日系人と、日本文化普及促進やスポーツ・人的交流等の強化を通じた、メキシコにおける日本のプレゼンス拡大に向けた取組に関する意見交換を実施しました。
さらに、30日、生稲政務官は、メキシコ外務省幹部と、日・メキシコ・ハイレベル経済対話、エネルギー及び強靱なインフラをはじめとする二国間関係及び経済協力に加え、国際場裏における連携の強化についても意見交換を実施しました。
