メキシコ合衆国
柘植外務副大臣による駐日メキシコ合衆国大使館訪問
令和6年6月6日


- 6月6日、柘植芳文外務副大臣は、駐日メキシコ合衆国大使館を訪問し、プリーア駐日大使(H.E. Ms. Melba PRÍA, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the United Mexican States)と意見交換を行いました。
- 冒頭、柘植副大臣から、6月2日にメキシコで総選挙が実施され、シェインバウム前メキシコ市長が次期大統領に選出されたことへの祝意を表明し、岸田総理からもシェインバウム次期大統領に祝辞を発出した旨を伝達しました。これに対し、プリーア大使から、岸田総理はアジアの首脳で最も早く祝意を表明した点を紹介し、日本政府からの祝意に謝意を述べ、引き続き二国間関係の強化に尽力したい旨回答がありました。
- 加えて、柘植副大臣から、4月の自身のメキシコ訪問に触れ、メキシコ政府関係者やメキシコ連邦議員団との会談の内容を紹介するとともに、メキシコ全国日系人大会に出席し、歴史的友好関係の礎である日系社会や日系企業の重要性を再確認する重要な機会ともなった旨述べた上で、メキシコ各地で受けた温かいもてなしに対する謝意を示し、上川大臣による「中南米外交イニシアティブ」に基づき、メキシコとの対話を重ね、具体的な協力関係につなげていきたい旨述べました。これに対し、プリーア大使からは、柘植副大臣がメキシコ政府・議会関係者や日系人団体、日系企業等との懇談等に精力的に取り組み、出張が意義深いものとなったことを歓迎する旨の発言がありました。
- さらに、プリーア大使から、メキシコにおける新政権の発足を念頭に、政府間の対話を更に強化するとともに、民間企業等様々な関係者間の交流や観光等の促進を通じて人的往来を活発化させ、二国間関係並びに多国間問題及び開発協力における連携を更に強化・発展させていきたい旨の発言がありました。両者は、幅広い政策課題に両国が手を携えて取り組むためにも、日頃からの意見交換やハイレベルの相互訪問の重要性を共有し、両国の一層の協力のため、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。