メキシコ合衆国
武井外務大臣政務官とリム情報開発とのインタビュー取材
平成29年7月5日


7月5日,武井外務大臣政務官は,メキシコのエネルギー情勢につき,リム情報開発のインタビュー取材を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,メキシコが実施したエネルギー改革の背景及び日本企業にとってのメリット如何との質問を受け,武井政務官から,ペニャ・ニエト政権がエネルギー分野への外資参入を可能とする歴史的な憲法改正を達成し,約80年振りに外資の参入を認めた旨述べるとともに,この改革により,日本企業にとって更なる参入機会が創出されるとともに,今後,進出日本企業のエネルギー・コストの削減が期待される旨述べました。
2 次に,メキシコのエネルギー分野における日本企業の進出状況についての質問を受け,武井政務官から,特筆すべきこととして,昨2016年12月に実施された大水深の鉱区入札において,10鉱区中,日本企業では,シェブロン,PEMEXと組んだINPEX社が1鉱区を落札した旨説明するとともに,現在進行中の入札プロセスにも注目している旨述べました。
3 更に,エネルギー分野におけるメキシコとの更なる経済関係強化に向けた日本の取組についての質問を受けて,武井政務官から,毎年開催している日墨EPAビジネス環境整備委員会の本年1月の会合には自身が出席して共同議長を務め,またその後のフォローアップを通じて,両国協力関係の取組の一層の促進に努めていること,及びメキシコ側の日本企業に対する期待に応え,日本企業の高い技術力がメキシコのエネルギー分野の発展に貢献するよう努めていく旨述べました。