ホンジュラス共和国
日・ホンジュラス首脳会談

(写真提供:内閣広報室)

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本22日午後6時42分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のエルナンデス・ホンジュラス共和国大統領(H.E. Mr. Juan Orlando Hernández Alvarado, The President of the Republic of Honduras)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
なお,首脳会談後,両首脳による共同記者発表が行われ,共同声明(骨子(PDF)/日本語(PDF)
/スペイン語(PDF)
)が発出されました。その後,安倍総理大臣夫妻主催の夕食会が終始和やかな雰囲気で行われ,スポーツ交流を含む両国関係の幅広い話題に会話が及びました。

(写真提供:内閣広報室)

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1 冒頭
安倍総理大臣から,エルナンデス大統領の初の訪日,そしてホンジュラス大統領による10年ぶりの訪日を歓迎する共に,日・ホンジュラス外交関係樹立80周年,日・中米交流年という節目の年にお迎えできることを喜ばしく思う旨述べました。また,安倍総理大臣から,一貫してホンジュラスの安定・発展を支援してきており,「共に発展,主導,啓発」するパートナーとして様々な分野で関係強化をしたい旨伝えました。
これに対し,エルナンデス大統領は,記念すべき年に兄弟のような緊密な関係にある日本を訪問できて喜ばしく思う旨,日本とは手を携えて関係を緊密化していきたい旨述べました。
2 政治・経済関係
安倍総理大臣から,国際協調主義に基づく「積極的平和主義」について説明を行い,ホンジュラスは,日本が1998年のハリケーン被害の際に,緊急援助隊として初めて自衛隊を派遣した国でもある旨述べたところ,エルナンデス大統領から,日本の取組を歓迎・支持する旨述べました。また,エルナンデス大統領は,日本はハリケーン被害にあった厳しい時期にも支援してくれたことをホンジュラス国民は忘れないと謝意を述べ,治安改善や人材育成等からなるホンジュラスの繁栄に向けた計画や,太平洋と大西洋をつなぐホンジュラスを物流センターにするためのインフラ整備計画を説明しました。
また,安倍総理大臣から,ホンジュラスの持続的な社会経済開発のための支援を引き続き行っていくこと,また中米地域の発展にも貢献すべく,地域全体に資する支援も引き続き行っていく旨述べました。
更に,両首脳は,本年が青年海外協力隊員派遣(JOCV)取極が締結されてから40周年であることを歓迎しました。
3 国際場裡での連携強化
安倍総理大臣は,国連安保理改革等,国際場裡での諸事項に関しホンジュラスとの連携を強化していきたいとの意向を表明しました。
これに対し,エルナンデス大統領からは,特に国連安保理改革について,日本を含むG4の立場への支持が示されました。