キューバ共和国

平成27年5月3日
岸田外務大臣とリカルド・カブリサス閣僚評議会副議長との会談1
岸田外務大臣とリカルド・カブリサス閣僚評議会副議長との会談2

 5月2日(土曜日),キューバを訪問中の岸田文雄外務大臣は,現地時間16時頃(日本時間5月3日(日曜日)5時頃)から約1時間,リカルド・カブリサス・ルイス・キューバ共和国閣僚評議会副議長(H.E. Mr. Ricardo CABRISAS RUIZ, Vice-President of the Council of Ministers of Republic of Cuba)と会談を行いました。会談の概要は以下のとおりです。

1 冒頭,岸田大臣から,「3月,日本でお会いした際に招待をいただいたが,早速日本の外相として初めてキューバを訪問することができ,大変嬉しい。」と述べるとともに,「両国の経済関係強化に期待しており,そのためには,キューバのビジネス環境整備が極めて重要である。」と伝えました。

2 これに対し,カブリサス副議長からは,岸田大臣とこのように早く再会できて嬉しい,日本企業と共に来て頂いたことは新しい時代を象徴するものである,日本との経済関係に尽力していきたい旨述べました。また大臣から,本格的な無償資金協力の開始を伝達し,官民合同会議の立ち上げを提案したところ,カブリサス副議長は3月に安倍総理にも言及した無償資金協力の開始を歓迎し,新たな対話の枠組みは新しい時代に即したものであり賛同する旨述べました。

3 岸田大臣からは,「マリエル開発特区や新外国投資法がどのように活用されるか注視している。」の発言があったほか,同席していた日本企業関係者からは,キューバへの関心の高さが表明されるとともに,若いエンジニアなどの研修受け入れの用意,キューバとの経済関係強化にあたってのキューバ側への要望が伝えられました。また,カブリサス副議長からは,日本の製品の質の高さや日本が契約を守る国であることがキューバ国民には高く評価されている等の発言がありました。


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