スリナム共和国

令和4年9月21日
アルバート・ラムディン・スリナム外務・国際商業・国際協力大臣と林芳正外務大臣
日・スリナム外相会談

 現地時間9月21日午後3時40分(日本時間22日午前4時40分)から約30分間、国連総会出席のため米国・ニューヨークを訪問中の林芳正外務大臣は、アルバート・ラムディン・スリナム外務・国際商業・国際協力大臣(H.E.Mr. Albert RAMDIN, Minister of Foreign Affairs, International Business and International Cooperation of the Republic of Suriname)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林外務大臣から、現在、カリブ共同体(カリコム)議長国であるスリナムの貢献を評価するとともに、基本的価値を共有するスリナム及びカリコム諸国との国際場裡での連携を深めていきたい旨述べました。これに対し、ラムディン大臣から、スリナム及びカリコムは日本との関係を重視しており、国際場裡における協力を含め、連携を強化していきたい旨述べました。
  2. 林大臣から、日本はカリコム諸国に対して、自然災害や気候変動などの対策をはじめとする小島嶼国の脆弱性克服に寄与する支援を実施しており、今後も地域の開発課題に寄り添った支援を実施していく旨伝えました。これに対して、ラムディン大臣から、カリコムの重要なパートナーである日本の支援に感謝する旨述べました。
  3. 両大臣は、国際場裡における取組や地域情勢についても議論し、ウクライナ情勢について、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更の試みであるとともに、国際秩序の根幹を揺るがす行為であり、国際社会が結束して対応する必要がある旨述べました。これに対し、ラムディン大臣から、ロシアによるウクライナ侵略を非難するとともに、ウクライナ情勢を深く懸念している旨の発言がありました。両大臣は、安保理改革を含む国連全体の機能強化や、核・ミサイル問題・拉致問題を含む北朝鮮への対応を含め、国際場裡において引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

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