ベリーズ

平成30年4月22日
 岡本三成外務大臣政務官は,4月19日から21日(現地時間)までベリーズを訪問し,ベリーズ政府関係者との意見交換等を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 ベリーズ政府要人等との会談

(1)パット首相代行(地方政府・農村開発・公務員人事・エネルギー・公共サービス大臣)との会談

 ベリーズ訪問中の岡本三成外務大臣政務官は,4月20日(金曜日)10時(現地時間)から約45分間ウーゴ・パット地方政府・農村開発・公務員人事・エネルギー・公共サービス大臣(Hon. Hugo Patt, Minister for Local Government, Rural Development, Public Service, Energy and Public Utilities)と会談したところ,概要は以下のとおりです。
 ア 岡本政務官は,北朝鮮情勢に関する日本の立場について重ねて説明した上,安保理決議の完全な履行を確保し,「抜け穴」を作らないことの重要性を強調したほか,2019年の在ベリーズ日本国大使館新設を契機に,安保理改革を含む国際場裡の課題等について引き続き協力していきたい旨述べました。また,二国間及び国際場裡に係る両国共通の課題について意見交換を行いました。
 イ パット首相代行からは,北朝鮮に関する日本の立場につき、理解を示すとともに、北朝鮮の非核化等において協調して取り組みたい旨発言がありました。また、農業、再生エネルギー分野における日本からの支援につき、期待感が表明されました。

(2)ハルス外相代行(農業・林業・漁業・環境・持続可能な開発・移民大臣)との会談

 岡本三成外務大臣政務官は,4月20日(金曜日)11時(現地時間)から約40分間,ゴッドウィン・ハルス農業・林業・漁業・環境・持続可能な開発・移民大臣(Hon. Godwin Hulse, Minister of Agriculture, Forestry, Fisheries, the Environment, Sustainable Development and Immigration)と会談したところ,概要は以下のとおりです。
 ア 岡本政務官は,カリブ共同体(カリコム)及び中米統合機構(SICA)において重要な役割を果たしているベリーズとの関係を強化していきたい旨発言しました。また,北朝鮮情勢に関する日本の立場について重ねて説明した上,安保理決議の完全な履行を確保し,「抜け穴」を作らないことの重要性を強調したほか,在ベリーズ日本国大使館新設や安保理改革を含む二国間,国際場裡における様々な課題について意見交換を行いました。
 イ ハルス外相代行からは,ベリーズが有する特有の脆弱性に鑑み、カリブ地域を含む気候変動対策において日本からの協力に期待感が示されました。北朝鮮情勢については、日本の立場に賛同する他、引き続き安保理決議の完全な履行の確保に向け対応する旨発言がありました。

2 在留邦人等との懇談

 このほか,海島綿農場を視察したほか,在留邦人やJICA関係者との意見交換を行いました。

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