平成18年7月6日
7月6日、日本・モルディブ外相会談が開催されたところ、概要以下のとおり。
シャヒード外相より、日本はモルディブの国家建設や津波被害からの復興において最大の援助国であり、深く感謝している、昨日、日本より初の円借款供与となる「モルディブ津波復興計画」(約27億円)の借款契約の締結を行った、右は日本との協力の新しい段階を開くものである、また、日本の支援のお陰で、モルディブは30年前は最貧国の一つであったものが、今やLDCを卒業できる段階まで発展できたと述べた。
シャヒード外相より、国連における日本のイニシアティブを支持する、北朝鮮が行ったミサイル発射は非常に無責任な行動であり、地域の不安定化をもたらすものである、日本はモルディブの友人であって、日本に危害が及ぶことはモルディブにとっての懸念である旨述べた。
これに対し麻生大臣より、北朝鮮は政治的、経済的に様々な困難を抱えており、多くの国との間で拉致問題を引き起こしているなど、本件を巡る背景を説明した。
シャヒード外相より、モルディブとしては日本が国連安保理常任理事国になる資格を有していると考えており、昨年のG4による共同決議案を支持した、今後も日本が安保理常任理事国入りするためのあらゆる提案を支持していきたいと述べた。