総理大臣

フェアファックス郡捜索救助隊及び故テイラー・アンダーソンさんご家族と野田総理との懇談

平成24年4月29日

  • (写真)フェアファックス郡捜索救助隊及び故テイラー・アンダーソンさんご家族と野田総理との懇談-1
    米国レスキュー隊員と握手する野田総理
    (写真提供: 内閣広報室)
  • (写真)フェアファックス郡捜索救助隊及び故テイラー・アンダーソンさんご家族と野田総理との懇談-2
    テイラー・アンダーソン氏ご家族と握手する野田総理
    (写真提供: 内閣広報室)

 野田佳彦総理は4月29日(日曜日)18時頃から約10分間,藤崎駐米大使公邸内において,東日本大震災直後に被災地において生存者捜索及び救命活動を行ったフェアファックス郡捜索救助隊(the Fairfax County Urban Search and Rescue Team)の隊員とそのご家族及び東日本大震災で犠牲になられたJET参加者テイラー・アンダーソンさんのご家族と懇談を行ったところ,やりとり概要は以下のとおり(同席者:齋藤官房副長官,長島総理補佐官,藤崎駐米大使他)。

  1. 冒頭,野田総理より,日本は東日本大震災に見舞われ絶望と困難に直面していたが,その中で,私達に寄り添い,励まし,手を差し伸べてくれた友人がいた旨述べ,感謝の意を表した。
  2. その上で,まず,テイラー・アンダーソンさんに関し,野田総理より,日米間の架け橋として多くの人々を愛し,多くの人々に愛されてきたテイラーさんが亡くなられたことに深く哀悼の意を表するとともに,テイラーさんの日本への暖かい愛に改めて感謝する旨述べた。また,野田総理より,アンダーソン家の皆様がテイラーさんの遺志をついで,石巻の子供たちのために「テイラー文庫」を寄贈されたことに対し,日本政府を代表して改めて感謝を伝えた。
  3. これに対し,テイラー・アンダーソンさんのご家族より,本日はお会いできて嬉しく思っている,娘(テイラーさん)は石巻をそして日本を愛していた,それは私達も同じである,今後も日本の復興を支援していきたい旨述べた。
  4. 続いて,野田総理より,フェアファックス郡捜索救助隊の隊員に対し,余震の続く震災直後の大船渡市と釜石市で瓦礫とほこりにまみれながら,一人でも救うべく懸命に活動し,地元の人々に勇気と元気を与えくれたことに感謝した。
  5. これに対し,フェアファックス郡捜索救助隊の隊員より,本日はお会いできて光栄,また,私達は震災直後,被災地へ行き日本を支援することができて大変光栄に思っている,私達のおこなったことは限られたことであったが,被災地の人々は常に私達に感謝の意を表し続けてくれた旨述べた。
  1. 【参考1】テイラー・アンダーソンさん
  2.  2008年に大学を卒業してJETプログラムの外国語指導助手(ALT)として来日し,石巻市内の小中学校に勤務。震災後,テイラー・アンダーソンさんが勤務していた石巻市内の7つの学校に対し,ご遺族及び東京アメリカンクラブから「テイラー文庫」が寄贈され,平成23年9月6日,石巻市立万石浦小学校において贈呈式が行われた。
  3. 【参考2】フェアファックス郡捜索救助隊
  4.  平成23年3月13日(日曜日)~18日(金曜日),東日本大震災に際して,米国際開発庁(USAID)災害支援対応チーム(Disaster Assistance Response Team:DART)として全2チーム(ヴァージニア州フェアファックスから約70名,カリフォルニア州ロサンゼルスから約70名)が派遣され,岩手県大船渡市及び釜石市において生存者探索及び救命活動(search and rescue)に従事。


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