本9日午後5時30分から約30分間,野田佳彦内閣総理大臣は,翌10日に東京で開催される「中央アジア+日本」対話・第4回外相会合出席のため来日中の,中央アジア5か国(カザフスタン,キルギス,タジキスタン,トルクメニスタン及びウズベキスタン)の代表(各国外相等)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,野田総理から,我が国と中央アジア諸国は外交関係樹立から20周年を迎え,幅広い分野で我が国と各国の関係が発展しており喜ばしいとした上で,我が国としては,ユーラシアのクロスロードとして地政学的に重要な位置を占め,資源・エネルギーが豊富な中央アジアを重視している旨述べました。
- 中央アジア諸国の代表者はそれぞれ,我が国と中央アジア諸国の外交関係樹立20周年についての祝意及び我が国によるこれまでの支援への謝意を述べるとともに,地域の安定と発展に向けた「中央アジア+日本」対話による我が国のイニシアティブを高く評価し,地域協力の推進に向けて期待感を表明しました。
- これに対し,野田総理は,中央アジアとのパートナーシップを強化していくとともに,我が国は,中央アジアにおける地域協力を一層推進するため,今後とも「触媒」としての役割を果たしていく考えである旨述べました。
(参考)「中央アジア+日本」対話・第4回外相会合出席者
・カザフスタン | エルラン・イドリソフ外務大臣 |
・キルギス | エルラン・アブディルダエフ外務大臣 |
・タジキスタン | ハムラーハン・ザリフィ外務大臣 |
・トルクメニスタン | ラシッド・メレドフ副首相兼外務大臣 |
・ウズベキスタン | ウラジーミル・ノロフ第一外務次官 |
(参考)「中央アジア+日本」対話("Central Asia plus Japan" Dialogue) 2004年8月,日本と中央アジア全体との対話と協力を推進する枠組みとして「中央アジア+日本」対話を立ち上げ,第1回外相会合をアスタナ(カザフスタン)で開催。その後,2006年6月に東京で第2回会合を,2010年8月にタシケント(ウズベキスタン)で第3回外相会合を開催。