総理大臣

ボーカス米国上院財政委員長による野田内閣総理大臣及び藤村内閣官房長官表敬

平成24年8月23日

 本23日(木曜日)午後6時10分から約20分間,藤村修内閣官房長官は,来日中のマックス・ボーカス米国上院財政委員長(The Honorable Max Baucus, Chairman of the Senate Committee on Finance)の表敬を受けました。また,野田佳彦内閣総理大臣は,本件後半の約10分間,表敬に参加しました。その概要は以下のとおりです。

  1. 藤村官房長官から,ボーカス委員長の来日を歓迎するとともに,東日本大震災に際して米国から物心両面で多大な支援をいただいたことや上院において米国政府に日本への支援を促す決議が震災発生直後に行われたことに対して感謝の意を表しました。これに対し,ボーカス委員長から,未曾有の大震災に見舞われた困難な状況にもかかわらず,復興や社会保障と税の一体改革といった諸課題に取り組んでいる野田総理・藤村官房長官をはじめとする日本政府の努力に敬服している旨述べました。

  2. 我が国への米国からのLNG輸入に関して,藤村官房長官から,震災の影響により火力,特にLNGに需要がシフトしていることを背景に,我が国は米国からのLNG輸入に対して高い関心を有していることを説明した上で,本件推進に向けボーカス委員長の協力を得たい旨述べました。これに対し,ボーカス委員長から,本件の重要性については米国政府においても認識が共有されており,うまく行くことを期待している旨述べました。

  3. 表敬に途中から参加した野田総理からは,先の訪米の機会にオバマ大統領とも認識が一致したように,日米が協力して国際的なルール・メーキングに取り組んで行くことの意義は大きい,環太平洋パートナーシップ(TPP)も含めてアジア太平洋地域の更なる成長と繁栄につながるアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構築という目標に向けたルール作りが重要である旨述べました。これに対して,ボーカス委員長から,TPP協定が多くの国が参加する質の高い水準の協定となることを期待する,との発言がありました。
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