総理大臣

野田総理大臣への潘基文国際連合事務総長の表敬

平成24年7月8日

 本8日(日曜日)午前11時55分から約25分間,野田佳彦総理大臣は,潘基文(パン・ギムン)国際連合事務総長による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,潘事務総長から,二期目の早い時期に訪日できたことを嬉しく思う,アフガニスタン東京会合を開催した日本政府のイニシアティブに感謝する旨述べました。更に潘事務総長は,南スーダン及びハイチへの自衛隊施設部隊の派遣に言及しつつ,日本が東日本大震災の後もアフガニスタンのみならず,アフリカを含む途上国に対し多大な貢献を行っていることは国際社会に対する前向きなメッセージとなっていると述べました。
  2. 野田総理からは,アフガニスタンについて,日本政府として引き続き支援を継続するとともに,治安権限委譲後,益々役割が増す国連と緊密に協力していきたい旨述べました。
  3. 次いで潘事務総長から,シリア情勢の現状について説明があり,これに対して野田総理から,現状を憂慮している旨述べました。また,北朝鮮問題については,野田総理から,北朝鮮による更なる挑発行為を防ぐため,国際社会が一致して確固たる姿勢を示すことが重要であるとした上,拉致問題について,北朝鮮人権決議を含め,国連と協力していきたい旨述べました。更に野田総理から,潘事務総長が進める国連のマネジメント改革に敬意を表した上で,安保理改革について,柔軟性を持って現実的な改革を目指したく,潘事務総長と連携していきたい旨述べました。
  4. 最後に,潘事務総長から,9月の国連総会への野田総理の出席招待がなされ,これに対して野田総理から,出席については今後検討したい旨述べました。
このページのトップへ戻る
野田総理大臣 会談・訪問 |  目次へ戻る