本5日(月曜日)午後5時35分より約20分間,藤村修内閣官房長官は,来日中のアリ・ババジャン・トルコ副首相(H.E. Ali BABACAN, Deputy Prime Minister of the Republic of Turkey)と会談を行いました。また,野田佳彦内閣総理大臣は,藤村官房長官との会談の後半10分間程,会談に参加いたしました。会談における概要は以下のとおりです。
- 藤村官房長官より,先般発生したトルコ東部地震に対する哀悼の意を表し,また,トルコ政府による被災した日本人2名に対する手厚い対応及び東日本大震災における支援に関し,謝意を表明しました。ババジャン副首相は,トルコ東部地震に際する日本政府・国民からの支援に謝意を表明した他,11月9日に発生した地震で亡くなった宮崎淳氏に対する哀悼の意を表しました。
- 藤村官房長官は,トルコは日本企業にとって非常に魅力的な市場であり,今般のババジャン副首相の来日により,日本企業のトルコへの進出が更に進むことを期待する旨述べました。ババジャン副首相は,これに同意すると共に,第三国での協力も含めて両国経済関係が一層進むことを希望する旨述べました。
- 会談に途中から参加した野田総理は,ババジャン副首相も同席したG20カンヌ・サミットでの日トルコ首脳会談の際にエルドアン・トルコ首相と有意義な会談を行うことができた旨述べた上で,トルコとの間で原子力協力を含む経済面での協力や地域的・国際的課題に対する対話を進めていきたい旨述べました。