小泉総理大臣

鳥インフルエンザの予防、抑制、対応に関する東アジア首脳会議宣言
(骨子)

平成17年12月14日

  • 東アジア首脳会議に参加する16か国は、特に現在の鳥インフルエンザがヒト感染型のインフルエンザに変化することを防止するため、国・地域・国際的な能力強化に努力する意志を確認した。

宣言のポイント>

  1. 新興感染症一般の予防、抑制のための国家政策の改善
  2. ヒト感染型インフルエンザの大流行のリスクを減じるための家禽の鳥インフルエンザの抑制と根絶
  3. 国家レベルでの鳥インフルエンザ発生の効果的な封じ込め及び東アジアサミット参加国間での支援とリスクコミュニケーション
  4. 国家・地域レベルでの新型インフルエンザ対応のための多分野における調整されたアプローチの実施、特に動物衛生と保健分野の連携
  5. 国家・地域における新型インフルエンザ対策戦略の策定
  6. 抗ウイルス薬の備蓄ネットワーク構築を含む鳥インフルエンザの予防・抑制プログラムと新型インフルエンザ対策・対応計画を実施するための、国家・地域レベルにおける制度面での能力強化
  7. 各国と国際機関間の情報共有手続きの確立を含めた新型インフルエンザへの対処のためのキャパシティ・ビルディングの強化
  8. ASEAN加盟国、その他の東アジアサミット参加国、世界保健機関(WHO)、国際獣疫事務局(OIE)、国連食糧農業機関(FAO)、世界銀行、アジア開発銀行を含む国際機関との間の協力の増進

 必要なフォローアップの行動は、WHO、OIE、FAO、世銀、アジア開銀、ASEAN対話国と緊密に連携し、既存のASEANのメカニズムを通じ実施される。

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