小泉総理大臣

日CLV(カンボジア、ラオス、ベトナム)首脳会議
(概要)

平成17年12月14日

 13日夕刻、東アジア首脳会議への出席等のためマレーシア訪問中の小泉総理は、日CLV(カンボジア、ラオス、ベトナム)首脳会議を主催し、フン・セン・カンボジア首相、ブンニャン・ラオス首相、カイ・ベトナム首相と35分間会談したところ、概要以下の通り。

1.日本のCLVに対する支援

(支援策は別添:
日本のCLV支援の新たなイニシアティブ
我が国のメコン地域開発イニシアティブの主要な案件))

(1)小泉総理より、以下の通り述べた。
 我が国はCLVとの関係を重視しており、今後とも更に関係を強化していきたい。ASEAN域内経済格差是正、一体性を強化する上でメコン地域開発を重視している。メコン地域開発の3年間で約15億ドルとの目標達成に引き続き努力し、右達成後にはメコン地域開発のための新しいプログラムを用意することも検討したい。協力の重点事項として、(a)「開発の三角地帯」に対して今年度16件、総額約20億円の協力をする、(b)鳥インフルエンザ対策支援としてベトナムの国立衛生疫学研究所への協力等を含めて15億円を超える。(c)民間による投資・貿易促進支援を行う。経済特別区開発への円借款や「メコン展示会」を計画している。ASEAN全体との経済連携を重視しつつ、各国の事情に充分配慮して協議を止めていく。

(2)CLVの首脳より、今回のCLV首脳会議が日本のイニシアティブで開催されたこと、日本のCLVに対するODA、CLV協力への感謝が表明された。

2.東アジア地域協力

(1)小泉総理より、東アジア首脳会議は東アジア共同体形成に重要な役割を果たすべき、基本的原則を大局的・戦略的に利用して具体的協力も進めたい旨述べた。

(2)CLVの首脳より、東アジア首脳会談が毎年開催されることになったことは喜ばしい、重要な会議であって、開かれたフォーラムとしてASEAN+3やASEAN+1を補完していくことを期待する等の発言があった。

3.国連改革

 小泉総理より、日本の国連改革への立場に関するCLV3カ国の支持に謝意を表明し、安保理改革を含めた国連改革を是非実現させたい旨述べた。
 CLVの首脳から国連改革に関する日本の立場への支持表明があった。

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