本12日午後5時20分から約15分間，安倍晋三内閣総理大臣はジョン・ルース駐日米国大使の表敬を受けたところ，概要は以下のとおりです。
- 安倍総理から，本日，北朝鮮が，国際社会の自制を求める声にもかかわらず核実験を強行したことは極めて遺憾であり，国際社会全体の平和と安全に対する挑戦である，このような北朝鮮の行為を容認するわけにはいかず，国連安保理による新たな決議の採択を含め，日米で協力して対処する必要がある旨述べました。これに対しルース大使から賛意が示され，このような北朝鮮の挑発行為は容認できず，国際社会の平和と安定に対する脅威である，この問題への対応について日本と緊密な連携をとっていく旨述べました。
- 安倍総理から，オバマ大統領が声明の中で同盟国への防衛コミットメントは確固たるものであると述べていることを歓迎したのに対し，ルース大使から，重要な同盟国である日本を含め，米国として同盟国を防衛するコミットメントが不動のものであることを大統領が明確にしたものである旨述べました。
- 両者は，今後北朝鮮の問題に対処する上での日米韓の連携の重要性につき一致しました。また，ルース大使は，北朝鮮による拉致問題について，米国として日本に対して可能な支援を行っていく意思を改めて強調し，安倍総理から感謝の意を述べました。
- 両者は，来週の安倍総理の訪米の際に，安倍総理とオバマ大統領の間で，北朝鮮の核問題を含むアジア太平洋情勢について意見交換を行い，日米同盟の重要性を確認することで一致しました。