安倍総理大臣
日・南スーダン首脳会談
平成25年5月31日

本31日午後1時40分から約20分間、横浜において、安倍晋三内閣総理大臣は、サルヴァ・キール・マヤルディト・南スーダン共和国大統領(H.E. Gen. Salva Kiir Mayardit, President of the Republic of South Sudan)との間で日・南スーダン首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、キール大統領は明日(6月1日)より3日まで開催予定の第5回アフリカ開発会議(TICADV)に参加するため来日中です。
- 冒頭、安倍総理から、(2011年7月の)南スーダンの独立後初となる日・南スーダン首脳会談を実現できて嬉しい、TICADプロセス20周年となるTICADVを機に、日・アフリカ双方の発展を目指したい旨発言しました。
- これに対してキール大統領より、TICAD20周年に対し祝意が表明されるとともに、南スーダン独立への支持、日本の連絡事務所開設、独立前からのJICAの協力に対し深い謝意が述べられました。加えて、キール大統領より、南スーダンへの投資促進に向けたインフラ整備や人材育成の重要性に言及しつつ、日本からの支援や技術協力に対する期待の表明がありました。また、キール大統領は南スーダンの国内投資法整備について述べた上で、日本企業の進出や技術移転に対する期待を表明しました。
- 安倍総理から、我が国は、ナイル架橋や河川港の整備等、南スーダンの平和と安定を引き続き力強く支援していく考えであり、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に派遣中の自衛隊施設部隊の活動地域を東及び西エクアトリア両州にも拡大する予定である旨述べました。また、本年7月にも南スーダンに大使館を開設する考えである旨述べました。更に、人材育成分野での支援継続及びインフラ分野の支援を検討していく旨、また、日本企業の南スーダン進出を期待する旨述べました。
- これに対してキール大統領より、スーダンを始めとする近隣諸国との協力を一層強化するとの意思が表明されたほか、日本の協力に対する謝意が表明されました。
- この他、アフリカの開発を含む国際場裡における協力等に関し、意見交換を行いました。