安倍総理大臣
日・ソマリア首脳会談
平成25年5月31日

本31日午後12時20分から約15分間、横浜において、安倍晋三内閣総理大臣は、ハッサン・シェイク・モハムッド・ソマリア連邦共和国大統領(H.E. Mr. Hassan Sheikh Mohamud,President of the Federal Republic of Somalia)との間で日・ソマリア首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なおモハムッド大統領は、6月1日より3日まで開催予定の第5回アフリカ開発会議(TICADV)に参加するため来日中です。
- 冒頭、安倍総理から、史上初の日・ソマリア首脳会談を喜ばしく思うとともに、21年ぶりに再開した二国間関係を強化していきたい旨述べました。また、AU50周年、TICADプロセス20周年の機会に開催されるTICADVにおいて、日・アフリカ双方の発展を目指したい旨発言しました。
- これに対してモハムッド大統領より、22年間に亘る日本の対ソマリア支援に対し深い謝意が述べられました。続いて、モハムッド大統領より、ソマリアの復興促進の上で保健、教育、農業、治安等の分野における人材育成が重要であり、更にはソマリアの再建に重要なインフラ開発に対しても協力を期待する旨の発言がありました。また、ソマリア特別会合開催に向けた安倍総理のリーダーシップに感謝の意が表明されました。
- 安倍総理より、ソマリアの安定と発展は地域及び国際社会の繁栄に不可欠であり、ソマリアの努力を後押ししていきたい、この観点から我が国は先般ソマリア警察への支援を含む5,540万ドルの支援を決定した旨述べました。加えて安倍総理より、ソマリアに対する直接支援の再開を決定した旨伝達し、ソマリア政府関係者の訪日招へい研修の実施に向け準備を進めたい旨述べました。
- これに対してモハムッド大統領より、ソマリアの平和と安定に向けた努力を強化する決意が示され、日本のソマリアへの直接支援に対しても深甚なる感謝の意が表明されました。
- この他、アフリカの開発を含む国際場裡における協力等に関し、意見交換を行いました。