会談・訪問

平成25年3月22日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)

 本22日午後6時15分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ピーター・オニール・パプアニューギニア独立国首相(The Honorable Peter O’NEILL, Prime Minister of the Independent State of Papua New Guinea)と首相官邸において会談を行ったところ,概要は以下のとおりです(パプアニューギニア側から,アベル国家計画大臣,マイカ公共事業・投資大臣,デュマ石油エネルギー大臣,マル貿易商業工業大臣他が,日本側から,加藤内閣官房副長官他が同席)。
 また,会談終了後,午後6時50分から,両首相立ち会いの下,パプアニューギニアに対する円借款「ラム系統送電網強化計画」に関する交換公文の署名式が行われました。

1. 冒頭

 安倍総理から,首相としての初めての訪日を歓迎する,自分は,1985年に中曽根元総理と父である安倍晋太郎元外務大臣に同行してパプアニューギニアを訪問した,両国で様々な分野で緊密に協力して地域の平和と安定のために貢献していきたいと述べました。これに対し,オニール首相は,日本側の温かいおもてなしに感謝する,東日本大震災について改めてお見舞いを申し上げる,両国は長年にわたり友好な関係であり,今後とも協力していきたい,安倍総理が再度パプアニューギニアを訪問されることを願っていると述べました。

2. 二国間関係

 安倍総理から,東日本大震災の際の支援に謝意を表明すると共に,LNGプロジェクトを含めた貿易・投資の活発化,経済・社会基盤の整備への支援を進めていきたい,人的交流を活性化させるために査証緩和を進めたい,本日,交換公文が署名される送電網強化のための円借款を含めて,日本の支援がパプアニューギニアの経済発展に貢献することを期待する旨述べました。これに対し,オニール首相から,賛意が示されました。

3. 地域・国際場裡での協力

 両首脳は,太平洋・島サミットや太平洋島嶼国フォーラムにおける二国間協力や地域情勢について議論しました。


会談・訪問へ戻る