安倍総理大臣

平成25年3月21日
安倍総理大臣とサルマン・バーレーン王国皇太子との会談 (写真提供:内閣広報室)

 本21日午後5時20分から約25分間、安倍晋三内閣総理大臣は、総理官邸において、実務訪問賓客として来日中のサルマン・ビン・ハマド・アール・ハリーファ・バーレーン王国皇太子(H.R.H. Prince Salman Bin Hamad Al Khalifa, Crown Prince of the Kingdom of Bahrain)と会談したところ、概要は以下のとおりです。

  1.  冒頭、安倍総理大臣から、昨年の日バーレーン外交関係樹立40周年の機会にハマド国王が来日されて以来、二国間関係が益々進展しているとして、今後も地域の中で戦略的に重要なバーレーンとの関係を重層的に発展させたい旨述べました。これに対して、サルマン皇太子は、日本との関係強化を図っていきたい旨述べました。
  2.  安倍総理大臣から、バーレーンでの国民対話の再開を歓迎し、改革の進展につながることを期待する、バーレーンで検討中の製油所拡張プロジェクトや地球観測衛星プロジェクトなどに日本企業が有する高い技術を活用していただきたい、GCC(湾岸協力理事会)諸国における日本産食品の輸入規制の見直し・緩和をお願いしたい旨述べました。これに対して、サルマン皇太子は、本日も4つの政府間覚書、9つの民間企業間覚書に署名した、また、日本の技術は石油・ガス分野で活用され高く評価されており、「アベノミクス」によりさらに日本の技術が活用されることを期待する旨述べました。
  3.  また、安倍総理大臣から、日GCC間の対話・協力を抜本的に強化したく、議長国であるバーレーンの協力を得たい旨述べたところ、サルマン皇太子は、GCC議長国として日本との戦略対話を進めていきたい旨述べました。
  4.  さらに、サルマン皇太子から、バーレーンで活動する海上自衛隊の働きを誇りに思う、自衛隊の役割が拡大され、バーレーンとの協力が強化されることを期待する旨述べたのに対し、安倍総理大臣から、海上自衛隊への支援に感謝する旨述べました。

安倍総理大臣へ戻る