安倍総理大臣

平成25年12月20日
(写真提供:内閣広報室)
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本20日午前11時半過ぎから約15分間、安倍晋三内閣総理大臣は、来日しているナビール・ファハミ・エジプト外相(His Excellency Mr.Nabil Fahmi, Foreign Minister of the Arab Republic of Egypt)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

1 安倍総理からは、エジプトは中東の中核をなす大国であり、日本はエジプトとの関係を重視している、「アラブの春」以降エジプトが安定・発展していくことを希望する旨述べました。また、安倍総理から、エジプトの治安は回復しており,日本人観光客が増えていくことを期待する、暫定政府によるロードマップを着実に進めるとの方針を高く評価する、治安の維持・改善は極めて重要であるが、同時に言論の自由を含め人権が守られていることも重要である旨述べた上で、日本としてエジプトの民主化に向けて、経済など様々な分野で支援をしていく旨述べました。

2 これに対し、ファハミ外相からは、エジプト政府及び国民はロードマップの実施と民主的政治体制の構築にコミットしている、治安や国家体制の維持と表現の自由を含む開かれた政治との間のバランスを図ることが必要であり、非暴力的な方法で確実に法を実施し、ロードマップを進めることで国民を一つにしていきたい旨述べました。また、日本の長年来の非常に寛大な支援に感謝する、特に教育分野は重要であり、安倍総理のイニシアティブの下進めているエジプト日本科学技術大学(E-JUST)やアフリカのEビジネス等を推進していくことが重要である旨述べました。

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