安倍総理大臣

(4月30日~5月1日)

平成25年5月1日
日サウジアラビア投資協定署名の立ち会い<br>(写真提供:内閣広報室)
サルマン皇太子との会談<br>(写真提供:内閣広報室)
キング・アブドルアジーズ大学での政策スピーチ<br>(写真提供:内閣広報室)
 安倍総理は,4月30日(火曜日)から5月1日(水曜日)まで,サウジアラビア(ジッダ)を訪問したところ,各行事の概要は以下のとおり。(署名式終了後,別添の日サウジアラビア間の包括的パートナーシップの強化に関する共同声明(骨子(PDF)英文(PDF)和文仮訳(PDF))を発出)

1. 主な行事等

4月30日(火曜日)
(1)サルマン皇太子との懇談(空港内及び車中)
(2)サルマン皇太子主催晩餐
(3)アブドッラー国王との電話会談
(4)サルマン皇太子との会談
(5)日サウジアラビア投資協定署名の立ち会い

5月1日(水曜日)
(1)キング・アブドルアジーズ大学での政策スピーチ
(2)経済ミッションとの懇談

2. 概要・成果

4月30日(火曜日)
(1)サルマン皇太子との懇談(空港内及び車中)
 安倍総理は,空港内及び空港からキング・ファイサル宮殿に移動する車中にて,約15分間にわたってサルマン皇太子と懇談。双方は,二国間協力をエネルギーのみならずあらゆる分野で発展させることで一致するとともに,日本食についても意見交換。

(2)サルマン皇太子主催晩餐
 安倍総理は,午後9時から約30分間,キング・ファイサル宮殿にて行われたサルマン皇太子主催晩餐に出席(日本側からは,世耕副長官,江藤農水副大臣ほか,サウジ側からは,サウード外相,アッサーフ財務相他が出席)。双方は,石油の共同備蓄事業での進展を歓迎し,人材育成協力を進めることで一致。安倍総理からは,東日本大震災後の復興が順調に進んでいることや,クリーンエネルギーについて紹介。

(3)アブドッラー国王との電話会談
 安倍総理は,午後10時から約10分間,アブドッラー国王と電話会談を実施。安倍総理からは,同国王の体調がすぐれない中での電話会談の実施に謝意を述べつつ,6年ぶりの総理としてのサウジ訪問で戻ってきたとの感を抱く,前回の訪問でいただいた勲章は大きな栄誉だった旨述べた。双方は,政治,経済,文化等の分野で包括的パートナーシップを強化することで一致。同国王は,日本に最大限協力したい,日本とは永遠に友好関係を維持したい旨述べた。

(4)サルマン皇太子との会談
 安倍総理は,午後9時半から約45分間,サルマン皇太子と会談を実施。双方は,二国間協力を政治・安全保障分野にも拡大し,安全保障対話を新設し,防衛交流を進めることで一致。安倍総理より,東日本大震災後の省エネ,原発の安全性を紹介しつつ,原子力協力に関する事務レベル協議を進めることで一致。また,双方は,経済分野での関係も一層強化することで一致。さらに,中東地域情勢についても意見交換。

(5)日サウジアラビア投資協定署名式への立ち会い
 会談後,小寺駐サウジアラビア大使及びオスマン・サウジアラビア総合投資院総裁による日サウジアラビア投資協定への署名式に立ち会った。

5月1日(水曜日)
(1)キング・アブドルアジーズ大学での政策スピーチ
 午前10時から30分間,キング・アブドルアジーズ大学において,「共生・共栄・協働がつくる新時代の日本・中東関係」と題する政策スピーチ(和文(PDF)英文(PDF))を実施。

(2)経済ミッションとの懇談
 正午から約1時間,ジッダ総領事公邸にて,経済ミッションとの懇談を実施。

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