安倍総理大臣

平成25年6月2日
安倍総理大臣とキム世界銀行総裁との会談 (写真提供:内閣広報室)
 本2日午前8時より約15分間、安倍総理大臣は、横浜市内で開催中の第5回アフリカ開発会議(TICADV)に参加のため来日中のジム・ヨン・キム世界銀行総裁と会談したところ、概要は以下のとおりです。

1.冒頭、安倍総理より、TICAD共催者としての世銀の貢献に感謝の意を述べるとともに、TICADVでアフリカ首脳とポストMDGsの策定に向けたメッセージも出していきたく、今後もよい枠組みを策定できるよう世銀と協力したい旨述べました。

2.これに対し、キム総裁より、アベノミクスによる経済成長戦略を全面的に支持している、日本の力強い成長が、アジア・アフリカの成長に繋がることを期待していると述べました。さらにキム総裁より、世銀は、極度の貧困の撲滅と繁栄の共有を重視している、防災問題、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ及び気候変動においても日本と強く協力していきたい旨述べるとともに、IDA増資への協力要請が述べられました。

3.安倍総理より、人間の安全保障に深く関わる保健分野で重視しているユニバーサル・ヘルス・カバレッジについて、日本の経験を生かして普及に努めたい、そのために世銀と共同で研究を行っていると述べました。また、防災について、世銀が防災ハブを東京に設置することを歓迎するとともに、向こう5年間で最大1億ドルの支援を行うことを紹介しつつ、第3回国連防災会議に向けて世銀との協力を進めたいと述べました。

4.最後に、安倍総理より、日本は、高度成長の過程において、世銀の資金を活用して飛躍を遂げており、成長に果たす世銀の役割を十分認識している、アフリカについても世銀がその成長に貢献することを期待する旨述べました。

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