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ラドスー国連平和維持活動担当事務次長(PKO局長)による藤村官房長官表敬

平成24年11月6日

本6日午後1時30分から約20分間,藤村修内閣官房長官は,外務省の招へいで来日中のエルベ・ラドスー国連平和維持活動担当事務次長(PKO局長)(Mr. Hervé Ladsous, Under-Secretary-General for Peacekeeping Operations)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. ラドスー事務次長から,(1)日本の自衛隊をはじめとする貢献,ハイチでの3年間の活動,南スーダンへの新規派遣,ゴラン高原での長年の活動に感謝したい,(2)シリア情勢を踏まえゴラン高原での要員の安全に留意している,(3)憲法上、法制上の制約を理解し尊重しつつも,質の高い要員を派遣できる数少ない国の一つとして,警察を含む幅広い分野での更なる貢献,女性要員の増加を期待している旨の発言がありました。

  2. これに対し,藤村官房長官から,(1)ハイチにおける活動への国連の支援に感謝する,(2)ゴラン高原での要員の安全確保への協力を引き続きお願いしたい,(3)南スーダンでは本格的活動を始めて4ヶ月強であり現地の状況を踏まえて今後の活動を検討していきたい,(4)今後の20年を見据え弾力的な運用を可能にするため,法改正の要否を含め慎重に検討している,(5)女性の派遣数は極めて少ないことを認識しており,国内でも同様であるが女性の活躍は社会の発展の鍵であるので,PKOでも女性が活躍することが望ましい,また,若者が気概を持って海外に目を向けていくよう促していきたい旨述べました。
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