本28日(月曜日)午後6時15分から約35分間,福山哲郎官房副長官は,21世紀パートナーシップ促進招へいにより来日中のクリスティアナ・フィゲレス国連気候変動枠組条約事務局長(Ms. Christiana Figueres, Executive Secretary of the UNFCCC)の表敬を受け,気候変動問題における協力に関し意見交換を行いました。概要は以下のとおりです。
- 福山官房副長官から,気候変動問題に強い関心を持って取り組んでおり,この問題の解決に向け中心的な役割を果たされているフィゲレス事務局長の訪日を歓迎するとともに,フィゲレス事務局長がカンクン合意の成立に向け尽力されたことに敬意を表する旨述べました。また,福山官房副長官は,COP16で採択されたカンクン合意は,米中等の主要排出国を含む公平かつ実効性のある国際枠組みの構築につながる大きな成果であり,南アフリカでのCOP17に向けてフィゲレス事務局長の貢献を期待している旨述べました。
- これに対しフィゲレス事務局長から,今次日本への招待に感謝するとともに,カンクン合意は大変な成功ではあったが,まだ十分ではないと考えており,更に前に進むステップが必要である,日本がこれまでのとおりリーダーシップを発揮することを期待する,COP17の成功に向けて,引き続き日本と緊密に協力していきたい旨述べました。