外務大臣

玄葉外務大臣のリー・シェンロン・シンガポール首相表敬(概要)

平成23年10月12日

  • (写真)玄葉外務大臣のリー・シェンロン・シンガポール首相表敬-1
  • (写真)玄葉外務大臣のリー・シェンロン・シンガポール首相表敬-2

 10月12日(水曜日)、シンガポールを訪問中の玄葉外務大臣は、12時30分頃(現地時間)から約35分間、リー・シェンロン首相を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、リー・シェンロン首相から、玄葉大臣の就任後早い段階でのシンガポール訪問に対して歓迎の意を表明しました。
  2. これに対し、玄葉大臣から、シンガポールからの東日本大震災に際する温かい支援に改めて感謝するとともに、基本的な利益や考えを共有し、東南アジア地域の経済活動のハブであるシンガポールと二国間関係のみならず、地域・国際社会の諸課題についても積極的に協力したい旨述べました。また、日本の被災地及び経済は着実に復興に向かっている旨述べるとともに、当地で開催されているクールジャパン海外展開事業の成果が挙がることへの期待を表明しました。
  3. リー首相から、世界経済についての説明があり、特に、ASEANについての見通しは悪くなく、地域の経済統合を深めていくとともに、日本等とのパートナーと連携を深めていきたい旨述べました。
  4. アジア太平洋地域の経済連携の在り方について意見交換する中で、玄葉大臣から、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉参加については、しっかりと議論し、早期に結論を出したい旨述べました。これに対し、リー首相からは、日本の参加を歓迎し、可能な限り早くの参加が望ましい旨述べました。
  5. さらに、玄葉大臣から、東アジア首脳会議(EAS)に関し、海洋の協力については、我が国はASEAN諸国を含む地域諸国とともに、海洋という公共財に関して議論を深め、協力を進めていくことが重要と説明しました。日・ASEANの協力については、玄葉大臣から、連結性の強化と防災分野の協力を重視している旨述べました。リー首相からは、今後ASEAN関連首脳会議の場で建設的に議論していきたい旨述べました。
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玄葉外務大臣の東南アジア訪問 |  目次へ戻る