平成19年8月22日
第3回FEALAC外相会合に出席のためブラジリアを訪問中の麻生外務大臣は、ブラジル外務省にて、8月22日9時30分(現地時間)から約40分間にわたり、ルイス・ナバロ・パナマ第一副大統領兼外務大臣と会談を行ったところ、概要以下のとおり。
麻生大臣から、パナマ運河拡張計画に関し、本件計画に日本企業が参入することに関心を有していること、価格のみならず、納期などを含めた日本企業の高い技術力が評価されることを期待する旨述べたところ、ルイス・ナバロ大臣から、本件計画は次世代に引き継がれていくものであり、それに相応しい技術力、信頼性を有し、時間内、予算内に実現されることが重要である旨応答した。
両国大臣は、国連安保理改革、パナマのAPEC新規加盟問題について意見交換し、ルイス・ナバロ大臣から、日本の国連安保理常任理事国入りへの支持及び2008年国連安保理非常任理事国選挙に対する肯定的な応答があった。
ルイス・ナバロ大臣から、「パナマ市及びパナマ湾浄化計画」に関する円借款の供与に関し、日本の協力に対する謝意を表明した。