麻生外務大臣

リオデジャネイロ日系団体関係者による表敬及び日本企業関係者との懇談(ブラジル訪問)

平成19年8月19日

1.リオデジャネイロ日系団体関係者による表敬

(1)8月19日、17時50分(現地時間)より約20分間、麻生外務大臣は、リオデジャネイロ日系団体関係者による表敬訪問を受けた。

(2)麻生大臣よりは、「日伯関係は明るくなってきているので、日本人ブラジル移住100周年を日伯関係を更に進展させるための良い機会としたい」と述べた。日系人側からは、「ブラジル政府は国家組織委員会を設立して移住100周年に取り組んでくれている。ブラジルは日本人移住者を暖かく迎え入れてくれ、その功績も認めてくれている。リオデジャネイロの日系社会は5世まで入れても約15,000人と小さな社会であるが、州政府や市役所と協力して100周年の準備を進めたい」と述べた。また、麻生大臣に対して、100周年の機会に皇族のリオデジャネイロご来訪を実現して欲しいと要請した。これに対して麻生大臣は、「今後検討していきたい。」と答えた。

2.日本企業関係者との懇談

(1)その後、麻生外務大臣は、18時15分(現地時間)より約20分間、日本企業関係者と懇談した。

(2)日本企業関係者からは、「ブラジルの日本企業は日本とブラジルのEPA締結を提言している。また、日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議の提言で進展が期待できる分野を特定したので、今後はこれらの分野で成果を出していきたい。民間では、特に自動車、家電、エネルギー、食料などの分野で日伯経済関係促進の気運が高まっている。賢人会議の提言では、港湾、道路、鉄道などのインフラ整備の重要性が指摘されている。サンパウロ・リオデジャネイロ間の高速鉄道建設の計画があるので、日本の新幹線も考慮に入れてほしい」と述べた。これに対して麻生大臣より、「日本の新幹線はすごい技術だ。」と述べた。

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