平成19年8月23日
8月22日、ブラジル訪問中の麻生大臣は、第3回FEALAC(東アジア・ラテンアメリカ協力フォーラム)外相会合出席の機会にタイアナ・アルゼンチン外相と会談したところ、概要以下の通り。
麻生大臣より、日本方式は技術的に優れているとして、アルゼンチンでの採用を要請した。これに対し、タイアナ外相より、現在日米欧の3方式の比較検討しているところである旨発言があった。
麻生大臣より、今次外相会合より我が国はアジア側調整国に、アルゼンチンがラテンアメリカ側調整国に就任することを踏まえ、次回外相会合の成功に向け、連絡を密にしていきたい旨述べた。タイアナ外相より、次回外相会合の成功のみならず、日アルゼンチン二国間関係強化のためにも我が国との連絡を密にしていきたい旨応答があった。
タイアナ外相より、日アルゼンチン・パートナーシップ・プログラム、シニアボランティア派遣への謝意表明があった。
タイアナ外相より、日アルゼンチン二国間貿易が伸張せず日本の比重が減じている状況に懸念が表明され、この背景にはアルゼンチンの債務問題が存在していることは承知しているが、右問題の解決のため我が国を含む債権国にも協力を求めたい旨発言があった。