
麻生外務大臣とリヴニ・イスラエル筆頭副首相兼外相との電話会談について
平成19年2月20日
麻生太郎外務大臣は、2月20日(火曜日)18時5分から約15分間、リヴニ・イスラエル筆頭副首相兼外相と、先方の発意により電話会談を行ったところ、やり取りの概要以下のとおり。
- リヴニ外相より、1月に訪日した際の日本側の配慮への謝意が表明されるとともに、パレスチナ側の「メッカ合意」に対するイスラエル政府の見方、並びに19日に行われた、オルメルト・イスラエル首相、アッバース・パレスチナ大統領およびライス米国務長官の三者会談の結果について説明があった。
- これに対し、麻生大臣より、三者会談後の早速の電話説明に感謝の上、今後もパレスチナ内部において様々な動きが見られるであろうが、国際社会としては引き続きアッバース大統領の和平努力を支える必要がある、貴国の立場を十分理解するが、忍耐をもって対応して欲しい旨述べたところ、リヴニ外相は、パレスチナ新内閣はカルテットの3条件を満たす必要があり、過激派に対し引き続き圧力をかけなければならないが、アッバース大統領に対しては決して門戸を閉ざしている訳ではなく対話を継続していく考えである旨述べた。