
日中外相電話会談
平成18年10月9日
10月9日21時15分から約15分間、麻生大臣と李肇星中国外交部長との間で電話会談が行われた。冒頭、安倍総理訪中の成果を確認し、外相間でも緊密に対話と協力を行っていくことで一致した。その後の北朝鮮に関するやりとりの概要は以下のとおり。
- 北朝鮮による核実験が地域の平和と安定にとり深刻な問題であることで認識が一致。
- 麻生大臣より「対話と圧力」の方針を説明しつつ、国際社会が北朝鮮に対し然るべきメッセージを発出する必要性を強調。李肇星部長より、安保理が早期に協議を行い然るべく反応することに賛成しつつ、関係諸国の冷静な対応を求めたい、今後も北朝鮮に対し働きかけを行っていく旨発言。
- 日中外相間で事態の安定化に向けて共に努力していくこと、随時連絡を取り合っていくことで一致した。
- なお、李肇星部長より麻生大臣に対し、適当な時期の訪中招請がなされ、今後、事務的に調整していくこととなった。