
麻生外務大臣とソラナEU共通外交安全保障政策上級代表との会談
平成18年7月27日
7月27日16時40分から17時10分、麻生外務大臣はKLCC会議場(マレーシア)内において、ソラナEU共通外交安全保障政策上級代表と会談を行った。
- 麻生大臣から、北朝鮮問題に関し、安保理決議採択に至る経緯を説明し、同決議に基づき、EUを含む関係国とも連携していきたい旨述べた。ソラナ上級代表からは、EUは北朝鮮問題についての日本の立場を全面的に支持する、北朝鮮は六者会合に戻るべきである、ミサイル発射問題については、日本の懸念はEUの懸念でもある旨述べた。
- 先方からは、イラン核問題とレバノン情勢について言及があった。イランに関しては、6月に提示された包括的提案に関し進展がみられていない、国連安保理での決議採択を含め、国際社会が一致して断固たる姿勢を示すことが必要である旨の発言があった。レバノン情勢に関しては、ローマにて行われたレバノンに関する国際会議の概要につき説明があり、EUとしては人道問題、停戦の実現、国連マンデートの下での国際部隊派遣の3点が重要であるとの認識を示し、本件については日本とも情報を共有していきたい旨述べた。