麻生外務大臣

日本・タイ外相会談(概要)

平成17年12月14日

(写真)日本・タイ外相会談

 10日、東アジア首脳会議への出席等のためマレーシア訪問中の麻生大臣は、カンタティー・タイ外相と30分間会談したところ、概要以下の通り。

1.外相招待

 カンタティー外相より、麻生大臣の外務大臣就任への祝意を述べるとともに、カンタティー外相の賓客としてタイへの招待があった。これに対し麻生大臣より謝意を述べるとともに、既に招待しているカンタティー外相の訪日を改めて要請した。

2.修好120周年

 両外相は、2007年に両国が修好120周年を迎えることから、様々なレベルで更なる関係の強化を図ることで一致した。麻生大臣から、120周年の文化行事の準備のために文化交流ミッションを派遣する用意がある旨表明したのに対し、カンタティー外相より歓迎の意が示され、両政府が2007年に向け協力していくこととなった。

3.日タイ経済連携協定

 既に大筋合意ができている日タイ経済連携協定(JTEPA)に関して、両大臣が、事務方にテキストの確定作業の加速化を指示し、早期の署名を目指すことで一致した。

4.東アジアサミット

 両大臣は、欧州におけるEUの進展にも触れつつ、グローバリゼーションのスピードからみてもこれから10年の間に東アジア共同体は大きく発展するだろうとの見通しについて一致し、また東アジアサミットがこの地域の共同体形成に重要な役割を果たすべきであって、各首脳が大局的な見地から話し合う場とすることで一致した。

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