麻生外務大臣

日本・フィリピン外相会談(概要)

平成17年12月12日

 ASEAN+3外相会議等への出席のためにマレーシア訪問中の麻生外務大臣は、アルベルト・ロムロ・フィリピン外務長官と10日13時過ぎから約10分間会談したところ、概要は次の通り。

1. 日フィリピン国交回復50周年記念

 ロムロ長官より、来年の日フィリピン国交回復50周年を友好年として祝えることは喜ばしい、小泉総理、麻生大臣のフィリピン訪問を期待する旨述べた。

 これに対し麻生大臣より、招待に感謝する旨述べた。

2. 日フィリピン経済連携協定(EPA)

 ロムロ長官より、昨年11月に小泉総理とアロヨ大統領の間で大筋合意した日フィリピン経済連携協定(EPA)について、日フィリピン国交回復50周年にあたる来年に署名を行いたい旨述べた。

3. 対フィリピンODA

(1)ロムロ長官より、日本のODA、特にミンダナオへの支援が和平において重要な役割を果たしていることへの謝意表明と共に、来年初頭には和平合意が実現する見込みである旨述べた。

(2)これに対し、麻生大臣より、貧困は問題を構成する重要な要素と述べた上で、「経済の繁栄を通じて平和と幸福を」という日本の戦後60年のモットーを引用しつつ、途上国がODAを通じて学ぶことの重要性を述べた。

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