日本の安全保障と国際社会の平和と安定
第一回日本・AALCO国際法研修参加者による鈴木外務副大臣表敬
令和元年12月12日


1 本11日,午後5時30分頃から約20分間,鈴木馨祐外務副大臣は,第一回日本・AALCO国際法研修(Japan-AALCO Training Course on Public International Law)に参加するため訪日中の各国の外交官など12名による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
2 鈴木副大臣から,本研修への参加を歓迎すると共に,法の支配の促進及び自由貿易の促進等は日本外交の柱であり,自由貿易の発展のためには各国間の法制度の調和が重要になっている旨述べました。
これに対し,参加者からは,今回の研修は,今後,国際法分野における実務に携わっていく上で,非常に有益な知見を得る機会となった旨述べつつ,日本による人材育成の取組に謝意が表明されました。
また,鈴木副大臣は研修参加者との間で,今回の研修の内容などについて意見交換を行いました。
(参考)
AALCO(アジア・アフリカ法律諮問委員会)は,1956年に設立された政府間機関(2001年に現在の名称に改称)。現在の加盟国数は48。国際法に関する問題について審議を行うとともに,勧告を行うなどの活動を行っている。
日本・AALCO国際法研修は,昨年10月に東京で開催された第57回AALCO年次総会の際に,安倍総理から,AALCO加盟国の国際法分野における人材育成を目的とした能力構築プログラムとして立ち上げを表明し,今回初めて開催されたもの。
本件研修プログラム(12月8日~14日)には,海洋法,国際経済法,条約締結手続や国内実施措置,国際裁判等の紛争解決手続など,実務を遂行する上で役立つ,実践的な国際法についての講義が組み込まれている。