外務副大臣・外務大臣政務官
アレイニコフ国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)副高等弁務官による木原誠二外務大臣政務官表敬
平成26年5月29日
1.木原誠二外務大臣政務官は,本29日(木曜日)11時00分から約30分間,アレクサンダー・アレイニコフ国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)副高等弁務官(Mr. T. Alexander Aleinikoff, Deputy High Commissioner, The United Nations High Commissioner for Refugees)による訪問を受けました。
2.木原誠二外務政務官より,同副高等弁務官の再度の訪日を歓迎し,翌日予定されている日・UNHCR政策協議での有意義な意見交換を期待していること,TICADVにおける協力の感謝,紛争下の女性保護等の女性関連の支援活動における協働の期待について述べました。また,シリア及び周辺国,南スーダンや中央アフリカにおける人道状況に懸念を表明するとともに,世界の人道状況や我が国のODA予算が如何に活用されているかについて積極的に広報することの重要性を指摘しました。更に、UNHCRにおける邦人職員の更なる増強について要請しました。
3.アレイニコフ副高等弁務官より,日本からUNHCRの活動に対する支援に謝意を表明するとともに,シリア,南スーダン,中央アフリカにおける人道危機が非常に深刻であること,しかもこれらが同時に発生し,難民・国内避難民数過去最大となっており,かつ(UNHCRの試算によれば)20秒に1人の割合で日々増大していることを説明しつつ,これら人道危機に対する国際社会の関心が薄れていることに懸念している旨述べました。