国連外交
ウィクラマナヤケ・ユース担当国連事務総長特使による鈴木外務副大臣表敬
令和2年2月27日


本21日午後4時から約20分間,鈴木馨祐外務副大臣は,訪日中のジャヤトマ・ウィクラマナヤケ・ユース担当国連事務総長特使(Ms. Jayathma Wickramanayake, United Nations Secretary-General's Envoy on Youth)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,鈴木副大臣から,特使の訪日を歓迎する旨述べるとともに,政府や国連といった公の組織を,官僚主義に陥らないよう時代の必要性に応える形で不断に変革し続ける上では,次世代の若者達の参画が不可欠である,としつつ,特使が,今回の訪問で広島を訪問したことに言及し,紛争,難民,気候変動等の様々なグローバルな課題への対処を考える上で,日本が戦後復興と経済成長から得た経験は,国際社会の若者及と共有できる旨述べました。
2 これに対し,特使から,副大臣の指摘の点は全く同感であり,日本の戦後復興や,強靱さは国際社会の若者が学ぶべき点である旨述べました。また,一例として,アフリカをはじめとする途上国では,若年人口の急激な増加にも関わらず,世代間対立のため,若者の政治参画は未だ限定的であることを挙げ,この現状は経済成長や社会不安の助長といった観点から望ましくない,自身からも若者の視点を勘案した政策の重要性を各国に働きかけている旨述べました。加えて,国連の既存の人事システムの中で,若者を高いレベルに組み込むことは容易ではない中でも,若者の声を国連の運営に反映させる様々な取組を工夫しながら実施している旨紹介しました。
[参考] ジャヤトマ・ウィクラマナヤケ・ユース担当国連事務総長特使
2017年に任命。同特使の任務は,持続可能な開発,人権,平和・安全及び人道支援の4つの柱において国連の若者への関与及びアドボカシーを拡大することにあり,同特使はこの分野における国連事務総長の代表及び顧問を務めている。
1 冒頭,鈴木副大臣から,特使の訪日を歓迎する旨述べるとともに,政府や国連といった公の組織を,官僚主義に陥らないよう時代の必要性に応える形で不断に変革し続ける上では,次世代の若者達の参画が不可欠である,としつつ,特使が,今回の訪問で広島を訪問したことに言及し,紛争,難民,気候変動等の様々なグローバルな課題への対処を考える上で,日本が戦後復興と経済成長から得た経験は,国際社会の若者及と共有できる旨述べました。
2 これに対し,特使から,副大臣の指摘の点は全く同感であり,日本の戦後復興や,強靱さは国際社会の若者が学ぶべき点である旨述べました。また,一例として,アフリカをはじめとする途上国では,若年人口の急激な増加にも関わらず,世代間対立のため,若者の政治参画は未だ限定的であることを挙げ,この現状は経済成長や社会不安の助長といった観点から望ましくない,自身からも若者の視点を勘案した政策の重要性を各国に働きかけている旨述べました。加えて,国連の既存の人事システムの中で,若者を高いレベルに組み込むことは容易ではない中でも,若者の声を国連の運営に反映させる様々な取組を工夫しながら実施している旨紹介しました。
[参考] ジャヤトマ・ウィクラマナヤケ・ユース担当国連事務総長特使
2017年に任命。同特使の任務は,持続可能な開発,人権,平和・安全及び人道支援の4つの柱において国連の若者への関与及びアドボカシーを拡大することにあり,同特使はこの分野における国連事務総長の代表及び顧問を務めている。