国際保健
岸田総理大臣の「2023年グローバル・ゴールキーパー賞」受賞(結果概要)
令和5年9月20日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
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現地時間9月20日午前9時(日本時間午後10時)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の主催により、2023年グローバル・ゴールキーパー賞授賞式が開催され、岸田文雄内閣総理大臣が2023年グローバル・ゴールキーパー賞を受賞しました。G7広島サミットにおける保健分野を中心とした日本のリーダーシップ及び国際保健分野における長年にわたる多大な貢献等が、岸田総理大臣の受賞理由とされました。同授賞式にはビル・ゲイツ・ゲイツ財団共同議長及びメリンダ・ゲイツ同共同議長も出席しました。
- 岸田総理大臣は、受賞スピーチにおいて、創設以来「すべての生命の価値は等しい(“all lives have equal value.”)」との信念の下、国際保健分野を中心として「すべての人が健康的で生産的な生活を送れるように支援を行う」という使命を果たされてきたゲイツ財団に、改めて敬意を表する旨述べました。
- また、岸田総理大臣は、本年は持続可能な開発目標SDGsの達成に向けた中間年だが、その達成は危機に瀕しており、こうした中で、SDGs達成に向けた取組を加速させることが、これまで以上に求められている旨指摘しました。
- 加えて、岸田総理大臣は、特に、国際保健は人間の安全保障を実現する上で不可欠な分野である旨述べ、本年5月のG7広島サミットでは、国際保健分野に関し、将来の健康危機への予防・備え・対応(PPR)の強化に資するグローバルヘルス・アーキテクチャーの構築・強化、より強靱、より公平、より持続可能なユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成への貢献、ヘルス・イノベーションの促進を軸に議論を行ったことを紹介しました。
- さらに、岸田総理大臣は、国際保健課題を始めとする地球規模課題の解決には、資金面も含めて、民間セクターのより一層の貢献が必要不可欠であり、ゲイツ財団のますますの活躍を期待するとともに、日本政府としても、2030年までのSDGs達成に向け、より緊密に連携していきたい旨述べました。
- 最後に、岸田総理大臣は、この栄誉は、私ひとりの力ではなく、日本国民始め、共に歩んできたパートナーである、本授賞式御出席の皆様のお力添えあってのものである旨謝意を表しました。
(参考1)グローバル・ゴールキーパー賞
ビル&メリンダ・ゲイツ財団の2017年からの取組。毎年、国連総会ハイレベル・ウィークに実施される同賞授賞式では、SDGsの達成に多大なる貢献を行った人物(首脳級含む)を表彰している。