国連外交
オニール国連開発計画(UNDP)対外関係・アドボカシー局長による中根外務大臣政務官表敬
平成26年10月22日
10月21日17時から約30分間,中根一幸外務大臣政務官は,第4回日・UNDP戦略対話出席のため来日したマイケル・オニールUNDP対外関係・アドボカシー局長による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 中根外務大臣政務官より,日本の重要なパートナーであるUNDPと,ポスト2015年開発アジェンダ策定,女性のエンパワーメント,防災,人間の安全保障の推進等の重要開発課題の解決に向けて連携していきたい旨述べました。また,エボラ出血熱に関し,拡散を防ぐための協力を惜しまない旨述べました。さらに,UNDPにおける日本人職員の増強に向けて,協力していきたい旨述べました。
2 オニール局長より,日・UNDP連携は強化・深化しており,クラーク総裁の頻繁な訪日は,共通の重要開発課題における強固な日・UNDP連携を示している旨述べました。また,同席のマルティネス=ソリマン政策プログラム支援局長より,ポスト2015年開発アジェンダ策定プロセスにおける日本の貢献に高い評価が示されるとともに,エボラ出血熱への対応について,国際社会の一層の努力が必要である旨述べました。さらに,オニール局長より,UNDPの通常予算に対する日本からの拠出の必要性について理解を求めました。
(参考1)国連開発計画(UNDP)
UNDPは,国連システム最大の開発機関であり,高い専門的知識と豊富な経験,グローバルなネットワークを有し,ミレニアム開発目標達成(MDGs)やポスト2015年開発アジェンダ策定において主導的な役割を果たしている。UNDPは,第5回アフリカ開発会議(TICADV)を共催するなど,我が国の重要なパートナーである。ジェンダー平等,気候変動対策支援,人間の安全保障推進などの地球規模課題解決に向け,日本はUNDPと共に取り組んでいる。
(参考2)日・UNDP戦略対話
外務省とUNDPの局長レベルで日本とUNDPの政策指針につき相互理解を深め,日・UNDP間の効果的な連携を図ることを目的として,平成23年より日・UNDP戦略対話を実施。本年10月20日に,第4回日・UNDP戦略対話を実施。